
コンテンツ販売で商品を作ったら、すぐに売りたくなる。
「noteを販売しました」
「新しい教材を作りました」
「今日から募集開始です」
でも、これだけで普通に売れると思わない方がいい。
なぜなら、お前は商品について100知っていても、客はほぼ0の状態だからだ。
お前は、
「なぜこの商品を作ったのか」
「誰に必要なのか」
「どんな問題を解決できるのか」
「なぜこの方法なのか」
「なぜお金を払う価値があるのか」
全部知っている。
でも客には、その前提がない。
だから、いきなり「買ってください」と言われても、
「そもそも誰?」
「俺に必要なの?」
「無料情報ではダメなの?」
「他の商品ではダメなの?」
「今買う必要ある?」
という疑問が残る。
この状態でセールスだけ強くしても、売り込み臭が強くなりやすい。
そこでコンテンツ販売で重要になるのが、教育という考え方だ。
マーケティングでは、販売前に必要な教育として、
- 信用の教育
- 目的の教育
- 問題の教育
- 手段の教育
- 投資の教育
- 行動の教育
という「6つの教育」が使われる。
今日はこの6つを、初心者でも実際のSNS、LINE、メルマガなどで使えるところまで具体的に説明する。
教育とは、客を洗脳することではない

まず「教育」という言葉を勘違いしないでほしい。
教育とは、
「この商品は最高です」
「買わないと損します」
と何度も言って、無理やり欲しくさせることではない。
客が自分で購入を判断するために必要な情報を、販売前から渡していくことだ。
考えてみろ。
今日初めて見つけたSNSアカウントで、知らない人が突然、
「副業で稼ぐ方法を教えます。30万円です」
と言っていたらどうする?
普通はすぐ買わない。
30万円だから買わないのではない。
その前に判断できないことが多すぎる。
この人は信用できるのか。
そもそも副業をやる目的は何なのか。
今の自分には何が足りないのか。
なぜこの方法なのか。
30万円を払う意味はあるのか。
本当に今やるべきなのか。
この疑問が残ったままだから動けない。
6つの教育は、この購入前の疑問を一つずつ整理するための考え方として使える。
①信用の教育|「この人の話なら聞いてもいい」を作る
最初は信用の教育だ。
商品を売る以前に、
「この人が言っていることを信じていいのか?」
という壁がある。
特にSNSでは、お前の投稿を今日初めて見た人もいる。
その人に、
「俺の商品はすごい」
と言っても、それ自体は信用の証明にならない。
信用を作る材料として使えるのは、
- 実績や経験を具体的に見せる
- お客様の声や事例を見せる
- 無料でも役立つ情報を発信する
- 自分の考え方や価値観を伝える
- 成功だけではなく失敗や改善過程も話す
こういう発信だ。
たとえば「note販売を教えています」とプロフィールに書くだけではなく、
「noteのタイトルを決めるとき、俺は最初に商品内容を書かない。先に『読者は何に困って検索するのか』を考える」
と、実際の考え方まで無料投稿で見せる。
読者が試して、
「確かに分かりやすい」
「この人の投稿は役に立つ」
と思えば、それ自体が信用の材料になる。
信用は「信用してください」と頼んで作るものではない。
普段の発信を見た客が、自分で判断するものだ。
②目的の教育|「何のためにやるのか」を見せる

次が目的の教育だ。
ここでは、読者が目指すゴールや理想の状態を明確にしていく。
人は「教材」が欲しいわけではない。
教材を使った結果が欲しい。
たとえば、
「Threads攻略教材です」
だけでは、商品説明で終わっている。
そうではなく、
「毎回何を投稿すればいいか分からず30分悩んでいるなら、投稿の型を持つことで、その迷いを減らせる」
と伝える。
すると読者が欲しいものは、
「Threadsの知識」
から、
「投稿内容に毎日悩まない状態」
へ変わる。
ダイエット教材でも同じだ。
「食事管理を学べます」
ではなく、
「外食した翌日に何を食べればいいか、自分で判断できるようになる」
まで見せる。
これが目的の教育だ。
商品を手に入れることをゴールにするのではなく、その商品を使った先で何をできるようになるのかを伝える。
ここが見えなければ、そもそも商品を欲しいと思う理由が生まれにくい。
③問題の教育|「なぜ今うまくいっていないのか」を理解してもらう

3つ目は問題の教育だ。
これはかなり重要だ。
人は、自分に問題があると認識していなければ、解決策を探さない。
たとえば、
「noteが売れない」
と悩んでいる人がいる。
本人は、
「フォロワーが少ないから売れない」
と思っているかもしれない。
でも発信を見ると、
販売前は日常投稿ばかり。
そして販売当日に突然、
「有料noteを販売しました!」
と告知している。
この場合、考えるべき問題の一つはフォロワー数だけではない。
販売前に、読者がそのテーマを必要だと理解する材料を渡していないことにもある。
なら発信で、
「販売当日だけ商品の話をしても、読者はその日に初めて『なぜ必要なのか』を考えることになる」
と説明する。
そこで読者が、
「俺、まさに販売日にしか告知していなかった」
と気づけば、初めて問題が自分事になる。
問題の教育とは、不安を煽ることではない。
読者が今どこで止まっているのかを、本人が理解できるようにすることだ。
④手段の教育|「じゃあ、どうすればいい?」に答える

問題が分かったら、当然こうなる。
「じゃあ、どうすればいい?」
そこで必要なのが手段の教育だ。
問題だけ指摘して終われば、ただ不安にさせただけになる。
解決する方法まで示す。
さっきのnoteの例なら、
問題:
販売当日に初めて商品を告知している。
手段:
販売前から商品のテーマに関連する情報を発信して、必要性を理解してもらう。
さらに、
「だから販売前に、信用・目的・問題などを段階的に発信していく」
と理由まで説明する。
ここで大事なのは、
自分の商品をいきなり手段として出さないことだ。
「noteが売れません」
↓
「じゃあ俺の教材を買ってください」
これでは飛びすぎている。
まず、
「売る前に教育する」
という解決方法そのものに納得してもらう。
そのあとで、
「その方法を体系的に実践するための商品がこれです」
とつなげた方が話が自然になる。
商品を売る前に、その商品の中で採用している解決方法を理解してもらう。
これが手段の教育だ。
⑤投資の教育|お金だけではなく「時間・労力を使う意味」を伝える

5つ目は投資の教育だ。
商品が必要だと分かっても、
「無料情報だけではダメなの?」
「お金を払う必要ある?」
という疑問は残る。
ここで必要なのは、無理やり高額商品を正当化することではない。
時間・お金・労力を使うことで何を得られるのか、判断材料を渡すことだ。
たとえば無料で学ぶ方法はある。
YouTubeを探す。
ブログを読む。
SNSで情報収集する。
それ自体は悪くない。
ただ、情報を探して、正しいものを選んで、順番を自分で組み立てる時間が必要になる。
一方、体系化された教材なら、
「何を、どの順番で学ぶか」
が整理されている場合がある。
つまり、お金を払って買っているのは情報だけとは限らない。
探す時間、迷う時間、整理する時間を減らすために払っている場合もある。
もちろん、すべての有料商品に価値があるわけではない。
だからこそ販売者は、
「何に対してお金を払ってもらうのか」
を具体的に説明する必要がある。
これが投資の教育だ。
⑥行動の教育|「分かった」で終わらせない

最後が行動の教育だ。
ここまで理解しても、人は普通に止まる。
「勉強になった」
「そのうちやってみよう」
「時間ができたらやろう」
これで終わる。
知識を持っていることと、実際に行動することは別だからだ。
そこで、最初の行動を具体的にする。
たとえば、
「教育を意識して発信しよう」
では曖昧すぎる。
そうではなく、
「今から自分の直近10投稿を開いて、信用・目的・問題・手段・投資・行動の6種類に分類してみろ」
と伝える。
10投稿を見た結果、
信用の投稿は5本。
手段は4本。
目的は1本。
問題・投資・行動は0本。
こうなったら、自分の発信に何が足りないか見える。
だったら次の投稿で、
「なぜ今の方法では結果が出にくいのか」
という問題の教育を1本作ればいい。
これなら今日できる。
行動の教育とは、ただ「行動しろ」と叫ぶことではない。次に何をすればいいか分からない状態をなくすことだ。
6つの教育は「6種類の投稿を1回ずつ出せば終わり」ではない
ここも初心者が間違えやすい。
6つの教育は、
月曜日=信用
火曜日=目的
水曜日=問題
木曜日=手段
金曜日=投資
土曜日=行動
と、一度投稿したら終了するチェックリストではない。
商品や客の理解度によって、必要な教育は変わる。
しかも、6つは互いにつながっている。
目的が見えていなければ、そもそも変わりたいと思わない。
信用がなければ、「その方法、本当なの?」となる。
問題が分からなければ、「今のままでいい」と思う。
手段が分からなければ、「どうすればいい?」で止まる。
投資への納得がなければ、価格を見た瞬間に止まる。
行動が具体的でなければ、「また今度」になる。
だから重要なのは、6つを機械的に並べることではない。
客が今、どこで止まっているのかを見ることだ。
コンテンツ販売は「販売開始」の前から始まっている

結局、6つの教育は何のためにあるのか。
答えは単純だ。
客が商品を検討するために必要な6つの判断材料を、販売前から渡していくためだ。
信用できる。
目指したい結果が分かる。
今の問題が分かる。
解決方法が分かる。
時間やお金を使う意味が分かる。
そして、次に何をすればいいか分かる。
ここまでつながって初めて、商品の提案が「突然の売り込み」ではなくなる。
だから今日、自分の商品を売ろうとしなくていい。
まず直近10投稿を見返してみろ。
6つの教育のうち、何を発信していて、何が抜けている?
そこを一つ見つける。
そして次の投稿で、一つ埋める。
商品が売れなかったからといって、すぐ商品の中身を全部作り直す必要はない。
商品そのものではなく、客が商品を理解するまでの情報が足りていない可能性もある。
コンテンツ販売は、販売開始ボタンを押した日に始まるのではない。
客が最初にお前の発信を見たところから、もう始まっている。
だが、その「始まり」を、お前は意図的に設計できているか?
問題に気づかせる。
期待を仕込む。
欲しい状態を作ってから、販売する。
その具体的な仕込み方を、次の記事にまとめておいた。

日本ブログ村ランキングに参加している。
この記事に、価値を感じたなら、応援クリックを頼む。
人気ブログランキングに参加
綺麗事だけでは、人生は変わらない。
この記事に価値を感じたなら、1票を頼む。
俺はこれからも、本質だけを書き続ける

