画面の向こうで、言えなかった想いを歌にした
たった一言のコメントで、
救われる夜がある。
名前を呼ばれただけで、
「今日もここに来てよかった」と思える人がいる。
その一方で、
笑顔で配信を終えたあと、
誰にも見せずに悔しさを飲み込む夜もある。
TikTokライブは、
画面に映っているものだけで
できているわけではない。
見えるのは、
笑顔。
コメント。
数字。
でも、
本当に大切なのは、
何を叶えたくて、 その先にどんな景色を見たいのか。
その奥で何を感じているのか。
誰に支えられてきたのか。
今回作った曲のタイトルは、
「心に届くまで」
↓↓↓
ひとりのTikTokライバーのために作った曲だ。
ただ、
俺が歌にしたかったのは
ひとりのライバーだけではない。
応援する人。
毎日のように会いに来る人。
何気ないコメントに救われた人。
そして、
誰にも見せない夜を越えながら、
今日も画面の前に立つライバー本人。
その場所にある、
まだ言葉になっていない想いまで
曲に残したかった。
俺が曲を作るとき、最初に探すのは「本音」だ
最初から格好いい歌詞を考えない。
「どんな言葉なら響くか」
「どんなサビなら耳に残るか」
そこから始めると、
それっぽい曲は作れても、
その人の想いまでは描けない。
だから最初に探すのは、
この人は、本当は何を伝えたいんだろう。
ということだ。
人は、
思っていることを
全部そのまま口にするわけではない。
悔しくても笑う。
寂しくても、
「大丈夫」
と言う。
本当は怖くても、
「頑張ります」
と前を向く。
だから、
表に出ている言葉だけでは足りない。
何に悔しがってきたのか。
何を諦めずに続けてきたのか。
誰の言葉に救われたのか。
そして、
どんな景色を見たいのか。
そこまで見えて、
やっと歌詞になる。
俺にとって作詞は、
言葉を飾ることではない。
本人の中にずっとあった気持ちに、
ちゃんと意味を持たせることだ。
「心に届くまで」も、
そこから始まった。
名前を呼ばれた瞬間、ただの視聴者ではなくなる
この曲には、
「画面の向こう まだ見ぬ仲間
名前を呼べば 近くなる」
という歌詞がある。
TikTokライブで出会う人のほとんどは、
最初は知らない人だ。
住んでいる場所も分からない。
仕事も分からない。
昨日まで、
お互いの存在すら知らなかった。
それでも、
何度か配信に来て、
コメントをして、
名前を呼ばれる。
「今日も来てくれたんだ」
その何気ない一言で、
ただの視聴者だった人が、
少しずつ、
「いつもの人」になっていく。
会ったことがなくても、
人との距離は縮まる。
画面越しでも、
関係はちゃんと生まれる。
俺は、
ライブ配信の面白さって、
そこにあると思っている。
だからこの一節には、
知らない人同士が、
少しずつ仲間に変わっていく瞬間を入れた。
数秒で流れるコメントが、何年も残ることがある
配信している側は、
いつも元気に見える。
笑って、
話して、
コメントを拾って、
「ありがとう」
と言っている。
でも、
毎日うまくいくわけではない。
思ったように人が来なかった日。
数字が伸びなかった日。
心ない言葉を見た日。
自分だけが止まっているように感じた日。
そんな夜もある。
そこで届く、
「今日も楽しかった」
「また来るね」
「応援してるよ」
という一言。
書いた側からすれば、
何気ないコメントかもしれない。
でも、
受け取った側にとっては、
その一言で、
「明日もやってみよう」
と思えることがある。
だから、
「コメントひとつで救われる」
と書いた。
人生そのものを
ひっくり返すような言葉でなくていい。
あと一日。
あと一回。
もう少しだけ続けてみよう。
そう思えるだけでも、
言葉には十分な力がある。
「後悔より先に想いを」に込めたもの
この曲で、
俺がかなり大事にした言葉がある。
「後悔より先に想いを」
だ。
人って、
不思議なくらい、
伝えたいことを後回しにする。
また次の配信でいい。
今度コメントしよう。
ありがとうは、
また言えばいい。
応援してる気持ちは、
きっと伝わってる。
そうやって、
「また今度」を増やしていく。
でも、
想いって、
持っているだけでは届かない。
どれだけ心の中で応援していても、
言葉にしなければ、
相手には分からないこともある。
だから、
後悔してから伝えたかったと思うより、
先に伝えてしまえばいい。
ありがとう。
応援してる。
今日も楽しかった。
また来るね。
好きだ。
全部、
言えるうちに言えばいい。
これが、
「推しは推せるときに推せ」
にもつながっている。
少し軽く聞こえる言葉だが、
後悔って、だいたい「伝えなかったあと」にやってくる。
会えるうちに会う。
応援できるうちに応援する。
伝えられるうちに伝える。
そのほうが、
あとで「あのとき言えばよかった」と思うより、
ずっといい。
だからこの曲には、
「伝えたいことは 今しか言えない」
という言葉も入れた。
想いは、
後悔になってからではなく、
届くうちに届ける。
それを歌にしたかった。
「小さな願い」が夢に変わる瞬間を、一緒に見たい
もうひとつ、
この曲の中で大切にした一節がある。
「小さな願いが 大きな夢に
変わる瞬間を 見届けて」
この言葉には、
ライバー本人だけではなく、
その人を応援している側の気持ちも入れている。
最初は、
そんなに大きな夢じゃなかったかもしれない。
もう少し人が来てくれたらいい。
名前を覚えてくれる人が増えたらいい。
今日より少し上に行けたらいい。
そんな小さな願いから始まる。
でも、
毎日続けて、
応援してくれる人が増えて、
一人だった場所に仲間が集まってくると、
その小さな願いが、
少しずつ大きくなっていく。
「もっと上に行きたい」
「この人たちと、まだ見たことのない景色を見たい」
そうやって、
願いが夢に変わる瞬間がある。
俺がこの歌詞に入れたかったのは、
「夢を叶えてください」
という他人事の応援ではない。
叶っていくところを、俺たちも一緒に見たい。
という気持ちだ。
成功したあとだけ見るのではなく、
まだ小さな願いだった頃から知っている。
うまくいかない夜も知っている。
悔しがっていた日も知っている。
それでも続けてきた姿を見てきた。
だからこそ、
その願いが本当に大きな夢へ変わる瞬間を、
一緒に見届けたい。
ライバーとリスナーの関係って、
そこが特別だと思う。
完成した物語を後から見るのではない。
まだ途中の物語に、一緒に立っている。
その感覚を、
この一節に残した。
大切なものほど、あるうちは気づけない
毎日の配信。
いつものコメント欄。
いつもの名前。
いつもの挨拶。
何度も続くと、
人はそれを
当たり前だと思い始める。
でも、
今日も配信できたこと。
今日も見に来てくれたこと。
今日も名前を呼べたこと。
今日も一緒に笑えたこと。
それは、
全部今日しかない時間だ。
同じ人が集まって、
同じ言葉を交わして、
同じ空気になる夜は、
二度と同じ形では戻ってこない。
だから、
「大切なものは ずっと 当たり前じゃない」
と書いた。
失ってから、
「あの頃はよかった」
と思うための歌にはしたくなかった。
そうではなく、
まだそこにある今、
ちゃんと大切にしてほしかった。
今日いる人を、
今日大切にする。
それだけで、
見える景色は少し変わると思っている。
一人では届かなかった場所へ、みんなで行く
ライブの真ん中にいるのは、
ライバーだ。
でも、
その場所を作っているのは
ライバー
一人ではない。
毎日コメントする人。
静かに見ている人。
応援する人。
久しぶりに戻ってきた人。
少しだけ顔を出す人。
その一人ひとりが集まって、
ライブの空気ができる。
だから、
「集まった声が道になる
一緒ならまだ強くなれる」
と書いた。
一つのコメントは小さい。
一回の応援も小さい。
でも、
その小さなものが積み重なって、
誰かが前に進む力になる。
そして、
ライバーの夢を、
いつの間にか
みんなで追いかけるようになる。
だからこの曲では、
一人で頑張れとは歌っていない。
おさきんと、みんなで高く行こう。
そこに意味がある。
一人では見られなかった景色を、
集まった声で見に行く。
そのための歌でもある。
今日の涙は、明日へのステージ
この曲の中で、
どうしても残したかった言葉がある。
「今日の涙は 明日へのステージ」
という一節だ。
本気でやっていれば、
悔しい日はある。
数字が出ない日もある。
周りと比べてしまう日もある。
「もうやめようかな」
と思う夜もある。
でも、
泣いたから弱いわけではない。
本気だったから、
悔しい。
届いてほしかったから、
苦しい。
それなら、
その涙を無理になかったことにしなくていい。
悔しかった日も。
うまくいかなかった日も。
孤独だった夜も。
全部持ったまま、
また次の日に立てばいい。
昨日の涙が、
必ず成功につながるなんて
無責任なことは言えない。
でも、
そこで終わらなければ、
少なくとも、
その涙は「最後」ではなくなる。
だから、
今日の涙を、
明日へ続くステージとして書いた。
この曲を「心に届くまで」と名づけた理由
この曲には、
何度も、
「声を 響かせて
心に届くまで」
という言葉が出てくる。
タイトルを
「心に届くまで」にした理由も、
ここにある。
俺は、
耳に残るだけの曲を作りたかったわけではない。
何年か先に聴いたとき、
あの頃のことまで思い出せる曲にしたかった。
あの配信。
あのコメント欄。
あの名前。
あの悔しかった夜。
初めて見た景色。
小さかった願いが、
少しずつ大きな夢に変わっていった時間。
音楽には、
過ぎた時間を一瞬で連れ戻す力がある。
昔の曲を聴いただけで、
その頃の場所や、
一緒にいた人や、
忘れていた感情まで戻ってくることがある。
だから、
今だけ聴かれる曲ではなく、
何年先でも、
その人たちの時間を思い出せる曲にしたかった。
「心に届くまで」は、
ひとりのTikTokライバーのために作った曲だ。
でも、
そこに集まった人たちの歌でもある。
応援している人。
応援されている人。
一言に救われた人。
言えなかった想いを抱えている人。
小さな願いが、
大きな夢へ変わっていく途中にいる人。
そんな人たちの中に、
この曲が少しでも残ればいい。
伝えたいことは、
伝えられるうちに。
後悔する前に、
想いを言葉にして。
小さな願いが夢に変わるその瞬間を、
大切な人たちと見届けるために。
↓↓↓

