「売れるジャンルを教えてください」

noteを始める人から、よく出てくる質問だ。

副業がいいのか。

恋愛がいいのか。

健康がいいのか。

占いがいいのか。

でも俺は、ジャンル名だけを探している時点で、少し見方を変えた方がいいと思ってる。

なぜなら、本当に探すべきなのは“人気ジャンル”ではなく、その中に取り残されている需要だからだ。

人気ジャンルそのものには、すでに人がいる。

売れている商品もある。

悩んでいる客もいる。

つまり、需要が存在することはある程度確認されている。

問題は、その市場に入るかどうかではない。

その市場の中で、お前がどの悩みを拾うかだ。

俺は、王道ジャンルの真正面で殴り合うより、比較的競合の少ないテーマや、複数テーマを掛け合わせて自分のポジションを作る方が勝ちやすいと見ている。

実際、noteでは月20万円超、その先に月40〜50万円規模、さらに月100〜800万円まで伸びるケースもある。

もちろん、同じジャンルを選べば同じ金額になるという話ではない。

俺がこの記事で渡したいのは、ジャンル一覧ではない。

「次の穴場を自分で見つける考え方」だ。

これを覚えた方が強い。

魚を一匹もらうより、自分で魚がいる場所を探せる方が、商売では長く使えるからだ。

人気ジャンルを捨てる必要はない。見る場所を変えろ

最初にはっきりさせておく。

副業、恋愛、健康、暮らし。

こうした人気ジャンルを、わざわざ捨てる必要はない。

むしろ、人が集まっている市場には理由がある。

悩みがある。

欲望がある。

そして、お金を払ってでも解決したい人がいる。

だから市場として成立している。

では、なぜ後発が苦しくなるのか。

理由は単純だ。

市場が悪いのではなく、切り口まで同じだからだ。

「副業で稼ぐ方法」

「恋愛でモテる方法」

「健康になる方法」

この大きさのまま戦えば、すでに実績も知名度もある発信者と並ぶことになる。

検索してみろ。

似たタイトル。

似た投稿。

似たプロフィール。

同じような商品。

大量に出てくるはずだ。

ここで、多くの人はこう考える。

「もっと文章力を上げないと勝てない」

「もっとフォロワーを増やさないと無理だ」

「もっと実績を作らないと売れない」

もちろん、それらが役に立つ場面はある。

でも、もっと前に確認することがある。

そもそも、お前は混んでいる場所の真正面に立っていないか?

ここだ。

「ジャンル」ではなく「悩みの残り物」を探せ

俺がコピーを書くとき、表に出ている言葉だけでは判断しない。

「高いです」

と言われたとする。

でも、本当に価格だけが問題とは限らない。

「払って失敗するのが怖い」

「自分にもできるか分からない」

「他の商品との違いが分からない」

その裏に、別の本音が隠れていることがある。

市場も同じだ。

「副業」という大きなジャンルの下には、

会社員の副業、

子育て中の副業、

人と話したくない人の副業、

パソコンが苦手な人の副業、

平日30分しか取れない人の副業、

実績ゼロから始めたい人の副業、

というように、違う事情を持った人間がいる。

ここまで分けて初めて、需要が見えてくる。

つまり穴場は、

「誰も知らないジャンル」ではなく、「みんなが知っている市場の中で、まだ十分に答えられていない悩み」

として見つかることがある。

これが「隠れ需要」だ。

隠れ需要は「人 × 悩み × 条件」で掘る

では、どう探すのか。

まず、お前が狙いたい人気ジャンルを一つ決めろ。

副業なら副業。

健康なら健康。

暮らしなら暮らし。

そこから、次の3つに分ける。

1つ目は、人。

誰の話なのか。

会社員なのか。

初心者なのか。

40代なのか。

在宅勤務なのか。

人間関係が苦手な人なのか。

ここを具体化する。

2つ目は、悩み。

その人が何に困っているのか。

稼げない。

続かない。

時間がない。

選べない。

怖い。

失敗したくない。

情報が多すぎる。

同じジャンルでも、悩みが変われば商品は変わる。

3つ目は、条件。

ここが抜けると、普通の商品になる。

「1日30分しかない」

「顔出ししたくない」

「初期費用をかけたくない」

「実績がない」

「SNSが苦手」

「文章が得意ではない」

人と悩みに、この条件を加える。

すると、

「副業」

だけだった市場が、

「残業の多い会社員が、平日30分で始められる副業」

まで細くなる。

さらに、

「SNSで顔を出したくない」

を足せば、もっと対象が具体的になる。

この瞬間、ただの人気ジャンルから、特定の人にとっての“自分向け商品”に変わり始める。

「掛け算」が強い理由

俺は、ジャンルを掛け合わせてポジションを作るやり方を何度もやってきた。

たとえば、

悩み系テーマと副業。

暮らしと節約。

一つのテーマに、自己管理や働き方のような別の視点を加える。

重要なのは、珍しい言葉を無理やり二つ並べることじゃない。

同じ人が抱えている二つの問題を、一本につなげることだ。

ここだけは間違えるな。

掛け算は、奇抜さを作るために使うものじゃない。

客の生活は、そもそも一つの悩みだけでできていない。

仕事で疲れている人は、

時間がない。

自信も落ちている。

収入にも不満がある。

人間関係にも疲れているかもしれない。

だから一つ目の悩みから、その人が次に欲しくなる解決策へ広げていく。

自然な掛け算は、こうやって生まれる。

たとえば「繊細な人の働き方」という入口から、「在宅でできる副業」へ広げる。

あるいは「節約」という入口から、「浮いたお金をどう使うか」へ広げる。

一つ目の悩みを解決した人が、次に何を欲しがるか。

見るべきなのはそこだ。

探すときは、「この悩みが消えた翌日、この人は次に何で困る?」と自分に聞いてみろ。

その答えを3つ書き出せば、掛け合わせる次のテーマ候補が見えてくる。

掛け算で探すのは“違うテーマ”ではなく、“次の悩み”だ。

ここが分かれば、無理な差別化をしなくて済む。

売れている商品より「まだ満たされていない声」を見ろ

ここから実践に入る。

まず一つ、人気ジャンルを選べ。

そして、そのジャンルの商品や発信を20個ほど眺めてみろ。

俺なら、まずnote内検索で有料記事と人気記事を拾う。

そこにThreadsやXのキーワード検索、必要ならココナラの類似サービスまで見て、

「何が売られ、何が何度も語られているか」を20件並べる。

記録はスマホのメモ帳か紙で十分だ。

「①商品名/発信者 ②語られている悩み ③対象者」の3つだけ、20件分書き出せ。

見るのは「何が売れているか」だけではない。

何ばかり語られているかを見る。

初心者向けばかりなのか。

短期間の結果ばかりなのか。

精神論ばかりなのか。

ノウハウばかりなのか。

成功者目線ばかりなのか。

ここで同じ角度が並んでいたら、その反対側を探してみろ。

たとえば、

「副業で稼ぐ方法」は大量にある。

では、

「副業を始めたが、情報が多すぎて一つに決められない人」

はどうだ。

「noteで売る方法」は大量にある。

では、

「何を書けばいいか分からず、一行目で止まる人」

はどうだ。

「SNSを伸ばす方法」は大量にある。

では、

「毎日投稿できない会社員が、週3回で運用する方法」

はどうだ。

欲しいのは奇抜な発明じゃない。

既存の商品では少し足りない人を見つけることだ。

「売れている」だけではなく「困っている」を集めろ

需要を見つけるとき、売れている商品だけを調べる人がいる。

半分正解だ。

売れている商品を見ると、金が動いている場所は分かる。

でも、それだけでは競合と同じ方向を見ることになる。

もう一つ見る。

客が何に困っているかだ。

SNSの返信。

コメント欄。

検索候補。

Q&A。

レビュー。

無料noteへの反応。

そこには、

「もっと○○が知りたい」

「自分の場合はどうすればいい?」

「初心者には難しかった」

「時間がなくてできない」

「この部分だけ分からない」

という声が出る。

ここに商品候補が眠っている。

俺は商売で、客の「欲しいです」だけを見るより、「ここで止まった」を見る方が好きだ。

なぜなら、止まった場所には、まだ解決されていない仕事が残っているからだ。

商品とは、その残った仕事を代わりに片づけるものになる。

自分の経験を掛けると、コピー商品から抜けられる

ここまで市場だけを見てきた。

次は、自分の番だ。

隠れ需要を見つけても、お前が何も語れないテーマなら続かない。

だから、需要に自分の材料を掛けていく。

紙でもスマホのメモでもいい。

次の3つを書き出してみろ。

「昔できなかったこと」

「今は普通にできること」

「人からよく聞かれること」

これだけでいい。

たとえば、

昔は文章を書けなかった。

今はnoteを週1本出せる。

人からタイトルの作り方を聞かれる。

なら、文章術という巨大ジャンルに入る必要はない。

「文章が苦手な人が、週1本noteを完成させる方法」

という切り口が作れる。

昔は家計管理が苦手だった。

今は毎月決まった額を残せる。

人から節約方法を聞かれる。

なら、

「節約術」

ではなく、

「ズボラでも月末にお金を残す家計管理」

にできる。

市場だけで決めれば、競合のコピーになりやすい。

自分の経験だけで決めれば、需要がない可能性がある。

だから、

需要 × 自分の経験

で決める。

この二つが重なったところがお前の候補になる。

いきなりnoteを書かず、先に小さく需要を確かめろ

ここも大事だ。

「これだ」と思った瞬間、1万文字の有料noteを書き始めるな。

まだ早い。

需要があるか、先に小さく確かめる。

XやThreadsなどで、候補テーマについて3〜5本投稿してみる。

内容は難しくなくていい。

悩みの代弁。

失敗談。

簡単な解決策。

チェックリスト。

自分がやった方法。

この程度で十分だ。

見るのは、いいねの数だけではない。

保存。

返信。

プロフィールへの流入。

「詳しく知りたい」

「自分もこれです」

という反応。

こうした反応が出るなら、もう少し掘る価値がある。

俺なら3〜5投稿の中で、保存が数件つく、具体的な返信や質問が2〜3件来る、

プロフィールへの流入が普段より明らかに増える。

このどれかが出れば、まず「反応あり」として次のテストへ進める。

反応が弱いなら、商品を捨てる前に切り口を変える。

対象を変える。

悩みを細くする。

条件を足す。

ここで修正すればいい。

先に3〜5本試す方が、いきなり何日もかけて有料noteを書くより安い。

商品を作ってから客を探すのではなく、反応がある場所を見つけてから商品を深くする。

この順番だ。

フォロワー数より先に「誰のためなのか」を決める

俺は、少ないフォロワー規模でも収益につながるケースを何度も見ている。

ここから学べるのは、「フォロワーは少なくていい」という単純な話ではない。

重要なのは、少ない人数でも“誰のための発信か”が明確なら、商品との距離が近くなるということだ。

1万人に、

「副業について発信しています」

と言う。

300人に、

「残業続きで時間がない会社員向けに、平日30分でできるnote副業を発信しています」

と言う。

後者の方が、自分事になる人の割合は高くなる可能性がある。

商売では、人数と濃さを分けて考えろ。

大量の人に薄く届くことも価値がある。

少人数に深く届くことも価値がある。

noteのようなコンテンツ販売では、後者でも成立する商品はある。

だから最初から、

「フォロワー1万人になってから売る」

と決める必要はない。

先に、

「誰が読んだ瞬間、自分の話だと思うのか」

を決める。

穴場は「誰もいない場所」ではない

ここで一つ、考え方をひっくり返す。

競合ゼロ。

誰も発信していない。

誰も商品を売っていない。

一見、最高の穴場に見える。

でも、本当にそうか?

誰もいない理由が、

「誰も気づいていない」

ではなく、

「そもそも金を払う人がいない」

可能性もある。

だから俺なら、完全な無人島は狙わない。

ある程度、人がいる。

似た商品も売れている。

悩んでいる人もいる。

でも、特定の悩みだけが十分に拾われていない。

その場所を見る。

人気ジャンルの裏に眠る隠れ需要とは、そういう場所だ。

需要はある。でも、答えが足りていない。

ここが強い。

今夜30分で「隠れ需要」を1つ見つける方法

ここまで読んで終わったら意味がない。

今夜、30分だけ使え。

まず10分。

お前が興味を持っている人気ジャンルを一つ選び、商品や発信を20個ほど見る。

次の10分。

そこに出てくる対象者と悩みを書き出す。

「初心者」

「会社員」

「時間がない」

「続かない」

「実績がない」

「選べない」

とにかく拾う。

最後の10分。

次の形に当てはめろ。

○○な人が、△△という条件でも、□□できる方法

たとえば、

「残業が多い会社員が、平日30分でもnoteを続ける方法」

「実績ゼロの初心者が、専門家を名乗らずにnoteテーマを作る方法」

「SNSが苦手な人が、毎日投稿せずにnoteへ読者を集める方法」

こんな感じだ。

完璧なタイトルにする必要はない。

まず一つ作れ。

そして、そのテーマで投稿を3本出してみろ。

そこで反応を見る。

反応が出たら深掘る。

出なければ変える。

この繰り返しでいい。

月10万〜50万円を狙うなら「売れるジャンル」より「残っている需要」を探せ

この記事のタイトルに「月10万〜50万円」と入れた。

だから最後に、そこを曖昧にせず回収する。

俺は、穴場ジャンルや掛け合わせから月10万円台、20万円台、40〜50万円台、100〜800万円台まで伸ばすことを何度もやってきた。

ただし、それは「このジャンルを選べば月100〜800万円になる」という意味ではない。

売上は、

商品の内容、

価格、

集客、

信頼、

導線、

販売回数、

市場の大きさ、

いくつもの条件で変わる。

見るべきは、その前にある構造だ。

大きな市場を見つける。

その中の満たされていない悩みを細く切る。

自分の経験を掛ける。

小さく発信して反応を確認する。

反応がある場所だけ深く掘る。

これが、俺がお前に一番持って帰ってほしい考え方だ。

「次に儲かるジャンルは何ですか?」

その答えを誰かに聞き続ける側でいると、次の流行が来るたびに、また探し直すことになる。

でも、

「この市場で、まだ誰の悩みが残っている?」

と自分で探せるようになれば、話は変わる。

今日、人気ジャンルを一つ開け。

そして、売れているものではなく、まだ答えられていない悩みを一つ見つけろ。

そこから、お前のnoteは始まる。

ただ、需要を見つけただけでは、まだ何も終わっていない。

見つけた需要を、どう切り出すか。どの一文で読み手の目を止めるか。

そこを外せば、どれだけ良い需要を見つけても、誰にも読まれず終わる。

俺が今まで人に話してこなかった、読み手を思わず止めてしまうフックの作り方を、この記事に全部書いた。

この話だけは「墓場まで持っていく」つもりでした。

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