お前が書いた、たった数百文字。
それを読んだだけの人間が、財布を開く。
会ったこともない。
声すら聞いたことがない。
それなのに文章を読んだ人間が、
3,000円を払い、
1万円を払い、
ときには数万円〜数百万の商品を買う。
冷静に考えれば、かなり異常なことだ。
では聞く。
いったい文章の「何」が、人間の手を財布まで動かしていると思う?
語彙力か。
美しい文章か。
難しい心理テクニックか。
違う。
俺はコピーを書く仕事をしてきて、何度も思った。
人を動かす文章は、文章がうまいのではない。
相手が、
「分からない
「怖い」
「失敗したくない」
「本当に自分に必要なのか判断できない」
と止まっている理由を、
文章の中で一つずつ消している。
ここを理解しないまま、
商品の魅力を増やしても、
機能を詳しく説明しても、
特典を増やしても、
文章を長くしても、
読者は動かない。
むしろ、
説明すればするほど売れなくなることさえある。
この記事では、
どうすれば文章だけで人の判断を前へ進め、最後に購入という行動までつなげられるのか。
その構造を全部話す。
先に言っておく。
これは、
必要のない商品を無理やり買わせる方法ではない。
嘘を本当に見せる技術でもない。
不安を必要以上に煽って買わせる方法でもない。
お前の商品やサービスの価値を、相手が理解し、自分に必要かどうか判断できる形に変える技術だ。
使い方を間違えれば、ただの煽りになる。
正しく使えば、一生使える。
だから悪用するな。
だが、商売をするなら覚えておけ。
文章がうまいだけでは、1円も動かない

まず、一つ壊しておく。
「文章がうまくなれば売れる」
これは半分しか合っていない。
文章が読みやすいことは大事だ。
改行も必要だ。
一文を短くすることも必要だ。
スマホで読んだときに、
文字が詰まりすぎていないか確認することも必要になる。
だが、
それだけでは人は買わない。
なぜなら、
読みやすさと、買う理由は別だからだ。
めちゃくちゃ読みやすい商品の説明書があったとしても、
それだけで商品が欲しくなるか?
ならない。
反対に、
多少荒削りな文章でも、
「これ、今の俺に必要だ」
と思った瞬間、
人は続きを読む。
そして、
不安が減り、
内容に納得できれば、
購入を検討する。
つまり、
本当に考えるべきなのは、
「どう書けば文章が上手に見えるか」
ではない。
「相手は、何が分かれば次の判断へ進めるのか」
ここだ。
例えば、
お前が副業教材を販売するとする。
そこで、
「動画20本収録」
「PDF300ページ」
「オンラインサポート付き」
と書いたとする。
全部、
商品の特徴だ。
嘘でもない。
だが、
読者の頭の中には別の疑問がある。
「俺でもできるのか?」
「仕事しながら続けられるのか?」
「また買って終わりにならないか?」
「何から始めればいいのか?」
「本当に収益化まで進めるのか?」
読者は、
商品の中身だけを見ているのではない。
その商品を買ったあと、自分がどうなるのかを見ている。
だから、
商品の説明だけしても足りない。
説明する前に、
読者が何を不安に思っているのか。
何を知りたがっているのか。
何が分からなくて止まっているのか。
そこを見つける必要がある。
文章を書く仕事は、
文字を並べる仕事ではない。
相手が今、何を知りたいのかを見つける仕事だ。
読みにくい文章は、それだけで損をする
ただし、
読みやすさを軽く見ていいわけでもない。
読みやすさは、
購入させる最後の決め手ではない。
だが、
読みにくい文章は、内容を理解してもらう前に離脱される。
例えば、
こんな文章があったとする。
「人を動かす文章を書くには読者の悩みを理解する必要があります。そして読者が何を不安に思っているのかを考え、その不安に対する解決方法を提示します。そのうえで商品の特徴やメリットを説明して、購入後の未来までイメージさせることが大切です。」
言っていること自体は間違っていない。
でも重い。
頭に入ってこない。
では、こうする。
「人を動かしたいなら、
まず読者の悩みを知る。
次に、
『何が不安で動けないのか?』
を探す。
その不安に答えたあとで、
商品の特徴や理由を説明する。
最後に、
『これを選んだら、自分はどう変わるのか』
まで見せる。」
内容はほぼ同じだ。
でも、
読みやすさが違う。
文章は、
書き終わったら完成ではない。
スマホで読んだときに、無理なく頭へ入る形になって初めて完成する。
俺なら、
長い段落が続いていないか。
一文に情報を詰め込みすぎていないか。
箇条書きにした方が分かりやすい場所はないか。
一番大事な一文が埋もれていないか。
ここまで確認する。
読者は、
お前の文章だけを読むためにスマホを見ているわけではない。
電車の中。
仕事の休憩中。
寝る前。
家事の途中。
他の投稿や動画も見ながら読んでいる。
だから、
理解してもらう前に、読む負担を減らす必要がある。
ただし覚えておけ。
読みやすくしただけでは売れない。こ
読みやすさは入口だ。
その先で、
「これは自分に関係がある」
と思わせる必要がある。
人は「商品の説明」ではなく、自分の得で動く

ここからが一つ目の奥義だ。
商品を売りたい人ほど、
商品の説明から始める。
でも、
順番が逆だ。
最初に伝えるべきは、
「それを選ぶと、お前にどんな良い変化が起きるのか」
だ。
マーケティングには、
商品を、
F=Feature、機能
A=Advantage、利点
B=Benefit、得られる利益
に分けて考える方法がある。
だが、
文章で人を動かしたいなら、
Fから順番に話す必要はない。
むしろ俺なら、
Bから考える。
例えば、
「AI文章作成ツールがあります」
では弱い。
これは機能だ。
「記事作成時間を短縮できます」
少し良くなった。
これは利点だ。
では、
「毎晩2時間かけていた記事の下書き時間を減らせれば、その時間を商品改善や集客に使える」
ここまで来ると、
読者は自分の生活に置き換えて考えられる。
読者が欲しいのは、
AIそのものではない。
AIを使った結果、増える時間だ。
パーソナルトレーニングなら、
読者が欲しいのは、
トレーニングメニューではない。
鏡を見たときの身体だ。
マーケティング教材なら、
欲しいのは動画本数ではない。
自分の商品が売れる状態だ。
文章術なら、
欲しいのは文章知識ではない。
自分の言葉によって、相手が行動してくれることだ。
ここを外すと、
どれだけ詳しく説明しても弱い。
いいか。
商品を説明したら、
必ず一度こう聞け。
「それで、客にどんな良いことがある?」
動画30本あります。
それで、
何が楽になる?
サポートがあります。
それで、
何に迷わなくなる?
テンプレートがあります。
それで、
どの作業が早くなる?
その答えが、
読者の生活、
仕事、
時間、
お金、
感情、
将来、
このどこかまで具体的になったとき、
初めて強いベネフィットになる。
FABとBAFは、実際に比べると分かりやすい
ここは、
実際に比較した方が分かる。
例えば、
「副業初心者向けのオンライン講座」
を販売するとする。
まず、
よくある文章。
FAB型
F:Feature/機能
この講座には、
・動画講義30本
・PDF教材200ページ
・チャットサポート
・テンプレート50種類
が収録されています。
A:Advantage/利点
体系的に学べるので、
副業初心者でも知識を一つずつ身につけられます。
分からないことがあれば、
チャットでも質問できます。
B:Benefit/得られる利益
その結果、
副業を始めるために何をすればいいのか分かり、
迷う時間を減らして行動できるようになります。
悪くない。
だが、
最初に商品説明を大量に読ませている。
では、
順番を変える。
BAF型
B:Benefit/得られる利益
仕事から帰ってきて、
「副業したい。でも今日は何をすればいい?」
と検索だけして1日が終わる。
そんな状態から抜けて、
今日やることが一つずつ分かる状態を作る。
副業で一番もったいないのは、
能力がないことではない。
何をすればいいか分からないまま、
3か月、
半年と時間だけ消えることだ。
この講座では、
副業初心者でも、
「今日はこれ」
「次はこれ」
と進める状態を作る。
A:Advantage/利点
そのために、
知識を順番に学べるカリキュラムと、
迷ったときに質問できる環境を用意している。
一人で何時間も検索する必要がない。
F:Feature/機能
その仕組みとして、
・動画講義30本
・PDF教材200ページ
・チャットサポート
・テンプレート50種類
を用意している。
同じ商品だ。
機能も同じ。
なのに印象が違う。
なぜか。
BAFでは、
最初に「買ったあと、何が変わるのか」を見せているからだ。
人間は、
商品そのものを欲しがっているわけではない。
商品によって起きる変化を欲しがっている。
だから、
商品説明を書いたら、
必ず、
「客にとって何が良い?」
と聞け。
そして、
答えがまだ機能の説明なら、
もう一度聞け。
「それによって、何が楽になる?」
「何に困らなくなる?」
「どんな時間が増える?」
「どんな失敗を減らせる?」
ここまで具体的にする。
相手を動かしたいなら、先に「怖いこと」を探せ

ここはかなり重要だ。
人を動かす文章を書くなら、
欲望だけを見るな。
不安を見ろ。
人は、
「欲しい」
だけでは金を払わない。
同時に、
「失敗したくない」
「損したくない」
「自分には無理かもしれない」
とも考えている。
例えば、
10万円の商品が欲しい。
でも、
「使いこなせなかったらどうしよう」
「自分には向いていなかったらどうしよう」
「また無駄遣いしたらどうしよう」
「途中で挫折したらどうしよう」
そんな不安が残っている。
この状態で、
「すごい商品です」
「特典が10個あります」
「内容が充実しています」
と何回言っても、
不安は消えない。
だからまず、
読者が何を不安に思っているのかを探す。
例えば副業なら、
「何をすればいいか分からない」
より、
「仕事をしながら本当に続けられるのか」
の方が強い不安かもしれない。
note販売なら、
「文章の書き方が分からない」
より、
「時間をかけて作ったのに1部も売れなかったらどうしよう」
かもしれない。
コンサルなら、
「内容が知りたい」
より、
「自分だけ結果が出なかったらどうしよう」
かもしれない。
ここを見つけたら、
その不安に答える。
それだけで文章の質が変わる。
例えば客が、
「高いですね」
と言ったとする。
本当に価格だけが問題なのか?
違う場合がある。
「払った金額を回収できるイメージがない」
「自分に使いこなせる自信がない」
「失敗したときに後悔したくない」
こういう理由かもしれない。
だから、
表面の言葉だけで判断しない。
相手が何を心配しているのかを具体的に考える。
そして、
文章の中で答える。
人は、
自分が気にしていたことを先に説明してもらえると、
「この人は分かっている」
と感じやすくなる。
ここから文章は、
一方的な説明ではなく、
読者の疑問に答える文章へ変わる。
不安は一つだけとは限らない
例えば、
「noteを販売したい人」
なら、
こんな疑問がある。
・何を書けばいい?
・値段はいくらがいい?
・フォロワーが少なくても売れる?
・文章力がなくても大丈夫?
・作って1部も売れなかったら?
・販売までどのくらい時間がかかる?
・何文字書けばいい?
こういう疑問が複数ある。
ただし、
全部を同じ強さで説明すると、
記事の中心が分からなくなる。
だから、
この中で、
一番強い不安を決める。
例えば、
この人が一番怖がっているのが、
「時間をかけて作ったのに1部も売れないこと」
なら、
最初に文字数の説明をしても響きにくい。
値段の話から始めても弱い。
まず、
「なぜ売れないnoteが生まれるのか」
を説明する。
そのあとに、
価格、
文章、
販売方法、
文字数、
という周辺情報を置く。
俺なら、
文章を書く前に、
最低でもこの4つを書く。
「この人は何を知りたい?」
「何を不安に思っている?」
「一番避けたい失敗は何?」
「何が分かれば安心して動ける?」
この4つだ。
ここまで出してから書く。
そうすると、
文章がただの情報の寄せ集めではなくなる。
読者の疑問を解決するために必要な情報だけを並べられる。
誰でも書ける情報に、お前の経験を一滴入れろ

AI時代になって、
さらに重要になったものがある。
一次情報だ。
調べれば出てくる情報。
誰でも説明できる知識。
商品の公式スペック。
こういう情報には価値がない、
という話ではない。
必要だ。
だが、
それだけだと似た記事になる。
同じ商品を10人が説明すれば、
内容はどうしても似る。
では、
何を入れれば違いが出るのか。
お前が実際にやったことだ。
成功したこと。
失敗したこと。
買って後悔したこと。
最初に勘違いしていたこと。
使って初めて気づいたこと。
ここは他人にはコピーできない。
例えば、
「毎日投稿を続けましょう」
だけなら誰でも書ける。
だが、
「俺も最初は毎日投稿しようとして、3日でネタ切れした。そこで投稿を書く前に『どんな人の、どんな悩みについて書くか』を先に20個出すようにした。すると、少なくとも今日は何を書くかで止まる時間は減った」
こうなると、
情報の質が変わる。
経験が入るからだ。
ただし、
自慢話を並べろという意味ではない。
読者が知りたいのは、
お前がすごいかどうかではない。
「自分がやるときに、何に気をつければいいのか」
だ。
だから経験を書くなら、
「俺は成功した」
で止めるな。
何をした。
どこで失敗した。
何を変えた。
その結果、
何が変わった。
ここまで書け。
成功談より、
失敗談の方が役に立つこともある。
失敗談には、
「そこをやると失敗しやすい」
という具体的な情報が入っているからだ。
誰が書いても同じ情報と、自分にしか書けない情報を分ける
記事に入れる情報には、
大きく2種類ある。
誰が書いてもほぼ同じ情報
例えば、
商品の価格。
サービス内容。
場所。
営業時間。
機能。
公式スペック。
制度。
こういう情報は、
お前が書いても、
俺が書いても、
内容は大きく変わらない。
ここは、
無理にオリジナルにしなくていい。
事実を正確に書けばいい。
問題は、
その次だ。
お前にしか書けない情報
・実際に使ってどう感じたか
・何で失敗したか
・何を勘違いしていたか
・買う前と買った後で印象がどう変わったか
・どんな人には向いていないと思ったか
・一番良かった部分は何か
・一番面倒だった部分は何か
ここは、
お前にしか書けない。
例えば、
「このツールには自動文章生成機能があります」
これは事実。
誰でも書ける。
でも、
「最初は全部AIに書かせれば楽になると思っていた。でも実際に使ってみると、誰向けの記事かを決めずに書かせた文章は内容が薄くなりやすかった。そこで先に『誰に向けて、何を解決する文章なのか』を決めてから使った方が修正量が減った」
これは経験だ。
同じツールの記事でも、
価値が変わる。
だから、
誰が書いても同じ情報は正確に書く。
自分の経験は具体的に書く。
この2つを組み合わせる。
語尾を変えることがオリジナリティではない。
「です」を「だ」に変えても、
中身が同じならほぼ同じだ。
情報の順番を変えただけでも弱い。
自分が実際に経験したことを入れる。
それが一番強い。
自己紹介にも、経験を使える
経験談には、
もう一つ使い方がある。
読者に続きを読ませる方法だ。
例えば、
「私はマーケティングについて発信しています」
これだけでは、
記憶に残りにくい。
だが、
「俺は昔、商品の良さを必死に3,000文字説明して、売上0円だったことがある。」
なら、
少し続きを読みたくなる。
なぜなら、
「そこからどうした?」
という疑問が生まれるからだ。
自己紹介で重要なのは、
履歴書を書くことではない。
「なぜ、この人の続きを読んだ方がいいのか」
を作ることだ。
成功談だけでなく、
失敗談でもいい。
勘違いでもいい。
黒歴史でもいい。
むしろ、
読者と同じ失敗をした経験がある方が、
距離が縮まることもある。
文章を書く前に、読者がなぜ読んでいるのかを一行で言え

ブログでも、
noteでも、
SNSでも、
文章を書き始める前に考えてほしいことがある。
「この人は、なぜ今この文章を読んでいる?」
ここがズレると、
全部ズレる。
例えば、
「note 売れない」
と検索した人がいる。
この人は、
「noteとは何か」
を知りたいわけではない可能性が高い。
すでにnoteを書いているかもしれない。
知りたいのは、
「なぜ自分のnoteは売れないのか」
「どこを直せばいいのか」
だ。
なのに、
記事の半分を使って、
「noteとは、文章や画像を投稿できるサービスです」
と説明されたらどう思う?
そこではない。
読者が知りたいことと、
お前が説明していることがズレている。
これは検索記事だけの話ではない。
SNSでも同じ。
広告でも同じ。
セールスページでも同じ。
だから、
文章を書く前に、
読者について最低でもこの4つを考える。
「この人は、今どんな状態?」
「何を知りたい?」
「何に困っている?」
「この記事を読んだあと、どうなりたい?」
例えば、
「ダイエット 方法」
と検索した人なら、
表面上は、
ダイエット方法を知りたい。
でも、
なぜ方法を知りたいのか。
痩せたいから。
では、
なぜ痩せたいのか。
服をきれいに着たい。
自信を持ちたい。
健康診断の数値を改善したい。
人前で体型を気にしたくない。
人によって違う。
だから、
検索された言葉だけを見るのではなく、
その人が最終的に何を変えたいのかまで考える。
例えば、
「note 売れない」
なら、
「売れない理由を知りたい」
だけで終わらせない。
「どこを直せばいいのか知りたい」
「時間をかけて作った商品を無駄にしたくない」
「自分にもネットで収益を作れるという手応えが欲しい」
ここまで考える。
すると、
記事に何を書くべきかが変わる。
現金が動く文章は、この順番で作れ
ここまで話した内容を、

一つの型にする。
難しく考えなくていい。
最初は、
この6つで十分だ。
1. 読者の悩みを一つ決める
誰の何を解決する文章なのか。
一行で言えないなら、
まだ書くな。
「副業したい人」
では広すぎる。
「商品は作ったのに、説明文を書いても売れない人」
ここまで絞る。
2. 一番強い不安を探す
その人は、
何が怖くて行動できない?
お金か。
失敗か。
時間か。
難しさか。
継続できるか。
ここが文章の中心になる。
俺なら、noteとThreadsとXで同じ悩みの言葉を検索して、上から20件読む。
3. 先にベネフィットを見せる
「何があるか」
ではなく、
「それによって何ができるか」
を書く。
さらに、
「それができると生活のどこが変わるのか」
まで具体的にする。
4. 理由と機能を説明する
ここで初めて、
商品の機能や仕組みを説明する。
ベネフィットだけでは、
ただの理想論に見えることがある。
理由があるから納得できる。
機能は、
その約束が実現できる理由として使う。
5. 体験・事実・証拠を入れる
実際に使った経験。
数字。
仕組み。
成功例。
失敗例。
読者自身が確認できる事実。
何でもいい。
ただし、
作るな。
証明できない数字を盛った瞬間、
文章の信用は落ちる。
5.5 経験のあとに理由を書く
ここも重要だ。
経験談だけでは、
ただの日記になることがある。
例えば、
「俺はこれを使って良かった」
だけでは弱い。
読者が知りたいのは、
なぜ良かったのか
だからだ。
経験を書いたら、
そのあとに理由を書く。
例えば、
「BAFで書き直したら反応が良くなった」
だけでは弱い。
なぜ?
商品の説明から始めるのではなく、
最初に、
「この商品を使うと何が変わるのか」
を見せたことで、
読者が自分に関係のある話として読みやすくなった可能性がある。
こうやって、
経験と理由をつなぐ。
感想だけだと、
「その人はそうだったんだね」
で終わる。
理由まで書くと、
「自分も試せるかもしれない」
に変わる。
6. 最後に行動を一つだけ示す
「頑張れ」
ではない。
「意識しろ」
でもない。
今日できる行動まで具体的にする。
この記事なら簡単だ。
今、
お前が売っている商品の説明文を開け。
そして、
最初の3行を読め。
商品説明から始まっていたら、
一度消してみろ。
代わりに、
「この商品を買おうとしている人が、一番不安に思っていることは何か?」
を書く。
その次に、
「この商品を使うと、その人は何が楽になる?」
を書く。
まずそこからだ。
書き直したら、7日間で見る。
書き直す前の7日間と比べて、閲覧数、保存数、返信数、購入数がどう変わったかを並べろ。
人を動かす文章・最終チェックリスト
記事を書いたら、
最後に確認しろ。
□ 誰の悩みを解決する文章か、一行で言えるか
□ 読者が一番不安に思っていることを決めたか
□ 商品説明より先に、得られる変化を見せたか
□ 「それで、客に何が良い?」を最低2回考えたか
□ 誰でも書ける情報だけになっていないか
□ 自分の経験・失敗・感想が入っているか
□ 経験談のあとに、理由や仕組みも説明したか
□ 読者が持ちそうな疑問に答えているか
□ 読んだあとに何をすればいいか分かるか
□ スマホで読んでも苦しくないか
この10個を見る。
全部が毎回完璧である必要はない。
だが、
売れない文章を何となく書き直すより、
どこが弱いかを確認できる方が改善しやすい。
文章力は、
才能だけで伸びるものではない。
どこを確認すればいいか分かると、修正できる。
① 誰の、何を解決する記事か。一行で書け
→( )
② 一番強い不安は何か
→( )
③ それが解決すると、読者の何が変わるか
→( )
④ なぜそれが実現できるのか。理由か機能を一つ書け
→( )
⑤ お前の経験・失敗・数字を一つ書け
→( )
⑥ 読んだ直後にやらせる行動を一つ書け
→( )
この6つを埋めろ。
それだけで、
下書きの骨格はできる。
「売る文章」と「操る文章」は違う

ここまで読むと、
「人の心理を利用して買わせる技術なのか?」
と思う人もいるだろう。
一つ、
線を引いておく。
違う。
俺が言っているのは、
必要のないものを必要だと思わせろ、
という話ではない。
嘘の実績を出せ、
という話でもない。
不安を煽って判断能力を奪え、
という話でもない。
それは、
短期的に売れたとしても、
長く続かない。
文章でやるべきことは、
相手が自分で判断できる材料を揃えることだ。
悩みを理解する。
得られるものを見せる。
不安に答える。
理由を説明する。
証拠を出す。
そして、
最後は本人に選んでもらう。
コピーライティングは強い。
人の感情に触れるからだ。
だからこそ、
使う側が雑だと危ない。
包丁と同じだ。
料理にも使える。
人を傷つけることもできる。
違うのは、
道具ではない。
使い方だ。
だから俺は、
「悪用厳禁」
と言っている。
文章で現金が動く瞬間、相手の頭では何が起きているのか

最後に、
タイトルの答えを出す。
なぜ、
たった数百文字の文章で現金が動くのか。
答えは単純だ。
文章を読んだ人間の中で、
「欲しい」
だけではなく、
「自分に必要だ」
「なぜ必要なのか理解できた」
「不安もある程度消えた」
「この選択なら納得できる」
ここまで揃うからだ。
人が金を払う瞬間とは、欲望が最大になった瞬間ではない。
欲しい気持ちと、納得できる理由が揃った瞬間だ。
そして、
そこへ行くまでには段階がある。
いきなり、
「読む」
から
「買う」
へ飛ぶわけではない。
実際には、
「気になる」
↓
「自分に関係があると思う」
↓
「もっと知りたいと思う」
↓
「自分の不安が文章に書かれている」
↓
「解決できるかもしれないと思う」
↓
「なぜ解決できるのか理解する」
↓
「証拠や経験を見る」
↓
「自分でもできそうだと思う」
↓
「価格や条件を確認する」
↓
「買うかどうか決める」
こうやって進む。
だから、
途中を飛ばして、
「今すぐ買え」
だけ置いても弱い。
読者の頭の中には、
まだ疑問が残っているからだ。
人を動かす文章とは、
強い言葉で無理やり押す文章ではない。
次の判断へ進むために必要な情報を、順番に置いた文章だ。
ここを理解すると、
「煽れば売れる」
という浅い発想から抜けられる。
強烈なコピーは使っていい。
フックも使っていい。
欲しい気持ちを強くする文章も使っていい。
だが、
その後ろに、
納得できる中身を置け。
フックで興味を引く。
内容で役に立つ。
納得できる理由を出す。
この3つが揃って、
初めて強い文章になる。
だから、
文章で無理やり押す必要はない。
順番に判断材料を置けばいい。
読者の悩み。
一番強い不安。
得られる変化。
その理由。
証拠。
経験。
そして、
次の一歩。
これが一本につながったとき、
文章はただの情報ではなくなる。
行動を生む。
クリックを生む。
登録を生む。
問い合わせを生む。
そして条件が揃えば、
購入につながる。
ここまでが、
「現金すら動かす文章」の正体だ。
派手な言葉ではない。
難しい専門用語でもない。
相手が、
何に悩んでいるのか。
何を不安に思っているのか。
何が分からないのか。
何が分かれば安心できるのか。
それを一つずつ文章で答えていく。
それだけだ。
でも、
それができる人間は強い。
学歴がなくても使える。
店舗がなくても使える。
顔を出さなくても使える。
SNSでも、
ブログでも、
noteでも、
LPでも、
メールでも、
言葉が届く場所なら使える。
俺が言葉の仕事を続けている理由も、
結局ここにある。
言葉は、
ただ伝えるためだけのものではない。
人間が何かを決める瞬間に影響を与えられる。
だから今日、
一つだけやれ。
お前の商品ページを開け。
そして、
「俺が伝えたいこと」
ではなく、
「客が判断するために必要なこと」
の順番に書き直せ。
文章で人を動かしたいなら、
自分が言いたいことから始めるな。
相手が知りたいことから始めろ。
それが、
この奥義の全部だ。
これで、相手を動かす言葉の作り方は、全部渡した。
あとは、その言葉を「誰に」届けるか、だけだ。
好きになってほしい相手が、そもそもそこにいない場所で告白しても、届かない。
どんなに情熱的な言葉も、
需要のない場所に置けば、誰の手にも渡らずに終わる。
お前の言葉を待っている相手は、
実はもう、この市場のどこかにいる。
ただ、まだ誰にも見つけられていないだけだ。
その相手「隠れ需要」の見つけ方を、次の記事にそっと置いてきた。
▶「人気ジャンルの裏に眠る。月10万〜50万円を狙うnoteの『隠れ需要、発掘法』」

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