「バックエンド商品を作れば売上は変わる。」
SNSでは、そんな言葉をよく見かける。
だが、その言葉を信じて商品を作ったのに、思うように売れなかった人も多いはずだ。
30万円のコンサル。
50万円の講座。
100万円のスクール。
金額だけ見れば立派なバックエンド商品に見える。
それなのに、売れない。
理由は単純だ。
バックエンド商品を作っているつもりで、ただ高額商品を置いているだけだからだ。
俺はこれまで、商品を作る人を何人も見てきた。
その中で共通していたのは、
「何を売るか。」
ここばかり考えていたことだ。
だが、本当に考えるべきなのは違う。
「客は、どこで止まるのか。」
ここだ。
バックエンドとは、高額商品のことではない。
バックエンドとは、
客が、一人では乗り越えられない壁を、一緒に乗り越えるための商品。
だから、高額だからバックエンドなのではない。
サポートがあるからバックエンドでもない。
客が結果を出すために必要だから、バックエンドになる。
この違いを理解した瞬間、商品の作り方は大きく変わる。
この記事では、
・バックエンド商品の本当の役割
・売れないバックエンド商品の共通点
・商品の中身は何を入れるべきなのか
・価格はどう決めるのか
・押し売りしなくても売れる設計
ここまで、俺が実際に商品を設計するときに考えていることを、具体例を交えながら全部話す。
読み終わる頃には、
「バックエンド商品ってこう作るのか。」
では終わらない。
自分の商品を、その場で設計できる状態。
そこまで持っていく。
バックエンド商品とは「高額商品」のことではない

まず最初に、一つ勘違いをなくしておこう。
バックエンドは、高額商品ではない。
ここを勘違いすると、商品設計は必ず失敗する。
例えば、30万円のコンサルを販売するとする。
内容は動画50本。
PDF100ページ。
Zoom1回。
これで30万円。
一方、15万円の商品。
動画は10本しかない。
PDFも30ページ。
しかし、
・毎週Zoom
・チャット相談
・課題提出
・添削
・改善アドバイス
・行動管理
ここまで付いている。
どちらが客の結果につながると思う?
答えは後者だ。
客は動画が欲しいわけじゃない。
PDFが欲しいわけでもない。
欲しいのは、
「結果」だ。
俺は商品を作る前に、必ず考えることがある。
それは、
「この商品を買った人は、半年後どうなっていてほしいか。」
ここだ。
例えば、AIを使った副業を教えるなら、
半年後には、
・毎月100万円を安定して稼げている。
・商品を一人で作れる。
・販売まで一人でできる。
この状態をゴールに置く。
すると、逆算できる。
毎月100万円稼ぐには、
商品を作れなければいけない。
販売導線も必要になる。
集客も覚えなければならない。
文章も必要になる。
だが、それだけじゃない。
実際にやると、
「どの商品を作ればいいですか?」
「価格はいくらですか?」
「この販売ページで大丈夫ですか?」
こんな質問が必ず出てくる。
つまり、
知識だけ渡しても、客は止まる。
だから、その止まる場所を支える商品がバックエンドだ。
バックエンドを考えるときは、
「何を教えるか。」
ではない。
「客は、どこで止まるか。」
ここから考える。
この順番が逆になると、
高額なのに売れない商品が出来上がる。
売れないバックエンド商品には、共通する5つの欠陥がある

バックエンド商品が売れないと、多くの人はセールスを疑う。
文章が弱かったのか。
募集期間が短かったのか。
価格が高すぎたのか。
フォロワーが少なかったのか。
もちろん、それが原因になることもある。
だが、俺が先に確認するのは売り方ではない。
そもそも、その商品を買う理由があるか。
ここだ。
必要性のない商品は、どれだけ文章を強くしても長くは売れない。
勢いで一度売れたとしても、購入後に不満が残る。
満足度が下がれば、紹介も継続購入も起きない。
売上を作るために売った商品が、次の売上を壊すことになる。
ここでは、売れないバックエンド商品に共通する五つの欠陥を話す。
- 1.フロント商品とバックエンド商品の内容がほぼ同じ
- 2.販売者が売りたいものを、そのまま商品にしている
- 3.「誰向けの商品か」が広すぎる
- 4.サポート内容が、ただ並んでいる
- 5.バックエンド商品を売ることがゴールになっている
- バックエンド商品の設計は「現在地・ゴール・障害」の3つで決まる
- 30万円のバックエンド商品を、実際に設計してみる
- 顧客満足度を上げるのは、特典の数ではない
- 安すぎるバックエンド商品は、購入者も販売者も壊す
- 高ければ価値があるわけでもない
- 10万円、30万円、50万円の商品は何が違うのか
- 10万円前後の商品
- 30万円前後の商品
- 50万円以上の商品
- 価格は「得られる売上」だけで決めるな
- 値段を出すのが怖いなら、価格ではなく中身を見直せ
- 最初に小さな結果を出させる
- 実践後の壁を確認する
- 悩みとバックエンド商品を一致させる
- バックエンドを案内するタイミング
- バックエンド商品は、売る前から始まっている
- 1.誰を連れていく商品なのか
- 2.参加後に何が完成しているのか
- 3.一人では止まる場所はどこか
- 4.購入者に何をやってもらうのか
- 5.販売後に何を確認するのか
- 1.対象者
- 2.現在地
- 3.ゴール
- 4.止まる場所
- 5.支援方法
- 6.期間
- 7.提供内容
- 8.参加条件
- 9.価格
- 10.売り方
1.フロント商品とバックエンド商品の内容がほぼ同じ
一つ目は、フロント商品とバックエンド商品の違いが見えないことだ。
フロント商品では、noteの作り方を教える。
バックエンド商品でも、noteの作り方を詳しく教える。
これでは購入者から見れば、同じ内容の増量版にしか見えない。
5,000円の商品で基本を教えたあと、30万円の商品で動画本数を増やしても、価格差の理由にはならない。
バックエンド商品では、役割を変える必要がある。
フロント商品で渡すものは、
・全体像
・基本知識
・実践手順
・最初の成功体験
ここまでだ。
バックエンド商品で渡すものは、
・一人ひとりに合わせた設計
・実際に作った商品の添削
・販売後の数字を見た改善
・止まったときの原因特定
・行動を継続させる管理
ここになる。
note販売を教えるなら、フロント商品では一本目を公開するところまで進める。
バックエンド商品では、その人の経験や強みを整理し、商品テーマを決め、
販売ページを添削し、売れた数や離脱箇所を確認しながら改善する。
同じ「note販売」でも、提供する価値が違う。
フロント商品は、やり方を理解するための商品。
バックエンド商品は、その人に合わせて結果が出る形へ修正する商品だ。
情報を増やすだけでは、価格は上げられない。 個別の問題を解決できるようになって、初めてバックエンドになる。
2.販売者が売りたいものを、そのまま商品にしている
二つ目は、客の悩みではなく、販売者の都合から商品を作っていることだ。
自分はライティングが得意だから、ライティング講座を作る。
自分はAIに詳しいから、AIコンサルを作る。
自分はSNSが伸びたから、SNSスクールを作る。
これだけでは弱い。
客は、お前の得意分野を買いたいわけではない。
自分の問題を解決したいだけだ。
AIコンサルを売るとしても、
「AIを教えます」
では購入理由にならない。
AIを使って何ができるようになるのかまで決める必要がある。
・毎週6時間かかっている投稿作成を2時間に減らす
・商品案を一人で考えられるようにする
・ブログ記事の下書きを一日で完成させる
・問い合わせへの返信文を短時間で作る
ここまで具体的になって、初めて商品価値が見える。
俺が商品を設計するときは、最初に「何を教えたいか」を書かない。
先に、購入者の現在地とゴールを書く。
現在地が、
「noteを販売したが、月に数本しか売れない」
だとする。
ゴールは、
「既存のnoteから次の商品へつながる導線を作り、購入者一人あたりの売上を増やす」
この状態だ。
その間にある問題を書き出す。
・商品の役割が決まっていない
・購入者が次に困ることを把握していない
・フロント商品とバックエンド商品がつながっていない
・購入後のサポートがない
・提案するタイミングが決まっていない
この問題を解決する内容だけを、バックエンド商品に入れる。
得意だから売るのではない。
客のゴールに必要だから、自分の得意なことを使う。
この順番を守れ。
3.「誰向けの商品か」が広すぎる
三つ目は、対象者が広すぎることだ。
「副業で稼ぎたい人向け」
「SNSを伸ばしたい人向け」
「AIを仕事に使いたい人向け」
これでは、誰にも強く必要とされない。
副業で稼ぎたい人の中には、まだ何も始めていない人もいる。
商品はあるが売れない人もいる。
すでに月10万円を稼いでいて、次に月30万円を目指す人もいる。
必要なサポートは全く違う。
何も始めていない人には、商品テーマの決め方から必要になる。
すでに販売経験がある人には、導線や単価の改善が必要になる。
この二人を同じ講座へ入れると、内容が薄くなる。
初心者に合わせれば経験者が退屈する。
経験者に合わせれば初心者がついてこられない。
だから、バックエンド商品では参加条件を決める。
対象者を、次のように絞る。
「noteを3本以上販売した経験があり、単発の売上は作れたが、継続商品や個別サービスへつなげられていない人」
ここまで絞れば、商品の中身も決めやすい。
必要なのは、noteの開設方法ではない。
・既存商品の役割整理
・購入者アンケートの設計
・次の商品につながる不足部分の確認
・バックエンド商品の設計
・提案文の作成
・販売後の改善
ここに集中できる。
対象を狭くすると、売れる人数が減ると思うかもしれない。
逆だ。
対象が明確になるほど、その人は、
「これは自分のための商品だ」
と判断しやすくなる。
全員に売ろうとした商品は、誰にも必要とされない。
4.サポート内容が、ただ並んでいる
四つ目は、サポートの数だけ増やしていることだ。
チャット質問無制限。
Zoom月2回。
動画教材50本。
テンプレート30個。
添削付き。
コミュニティ参加権。
これだけ並べると豪華に見える。
だが、購入者の結果につながる順番がなければ、ただの部品だ。
大切なのは、どの段階で、何のために使うサポートなのかを決めることだ。
30万円の商品を設計するとする。
期間は3か月。
目的は、既存商品からバックエンド商品までの販売導線を完成させること。
この場合、サポートを次のように組む。
参加直後
初回90分の個別面談を行う。
ここで確認するのは、
・現在販売している商品
・過去の売上
・購入者の属性
・今後作りたい収入
・一週間に使える時間
・本人が提供できるサポート
面談後、その人専用の3か月計画を作る。
1か月目
既存商品の役割を整理する。
無料商品、低価格商品、フロント商品、バックエンド商品のどこが欠けているかを確認する。
毎週一つ課題を提出してもらい、文章と商品構成を添削する。
2か月目
バックエンド商品の中身を作る。
対象者、ゴール、期間、サポート、価格、参加条件を決める。
作った企画書を提出してもらい、実行可能かどうかを修正する。
3か月目
販売ページと提案の流れを作る。
誰に、どのタイミングで、何を伝えるかを決める。
実際に募集し、反応を見ながら文章や条件を直す。
この設計なら、Zoomも添削もチャットも役割がある。
Zoomは現在地の確認に使う。
添削は商品と販売ページの修正に使う。
チャットは実践中に止まった箇所を解決するために使う。
動画教材は、全員に共通する知識だけを渡す。
サポートを多くすることが価値ではない。
購入者が止まる場所に、必要な支援を置くことが価値だ。
5.バックエンド商品を売ることがゴールになっている
五つ目は、成約した時点で仕事が終わったと思っていることだ。
バックエンド商品は、売ってからが本番だ。
30万円を払ってもらった。
50万円を払ってもらった。
その瞬間だけ見れば、売上は立つ。
だが、購入者が行動しなければ結果は出ない。
結果が出なければ、
「高いお金を払ったのに何も変わらなかった」
という不満が残る。
その不満は、次の募集に必ず影響する。
反対に、購入者が結果を出せば、その人の声が次の信用になる。
紹介が起きる。
継続商品も売りやすくなる。
次回募集で強く煽る必要も減る。
だから俺は、売上だけではなく、購入者がどこまで進んだかを見る。
・初月に課題を何個提出したか
・商品を一つ完成できたか
・販売を実行できたか
・売れなかった場合、改善まで行ったか
・最初に決めたゴールへどこまで近づいたか
動きが止まっている人がいたら、理由を確認する。
仕事が忙しくて時間が取れないなら、課題を小さくする。
何をすればいいか分からないなら、次の一手を一つだけ指定する。
失敗を見られるのが怖いなら、未完成でも提出できるルールを作る。
質問できない人には、こちらから連絡する。
購入者の行動を「本人のやる気」だけに任せるな。
行動しやすい環境まで設計しろ。
バックエンド商品の売上を長く作りたいなら、見るべき数字は成約数だけではない。
購入者が、参加前より何をできるようになったか。
ここまで追え。
売れないバックエンド商品は、価格が高いから売れないのではない。
・フロント商品との違いがない
・客の問題から作られていない
・対象者が広すぎる
・サポートに順番がない
・売った後の結果まで設計していない
このどれかが欠けている。
売り方を直す前に、商品そのものを見直せ。
商品に買う理由があれば、セールスは説明で済む。
買う理由がなければ、どれだけ煽っても最後は信用を失う。
バックエンド商品の中身は「情報」ではなく「結果までの道筋」で決めろ

ここまで読んで、
「売れない理由は分かった。でも、結局バックエンド商品の中身には何を入れればいいんだ?」
そう思っているはずだ。
ここからが本題だ。
バックエンド商品の中身を決めるとき、多くの人は先に機能を並べる。
動画。
Zoom。
チャット。
添削。
コミュニティ。
だが、その順番では弱い。
先に決めるべきなのは、
購入者を、どこからどこまで連れていくか。
ここだ。
商品内容は、その移動に必要なものだけを入れる。
たとえば、購入者の現在地が、
「noteを出したことはあるが、売上が単発で終わっている」
だとする。
ゴールを、
「3か月後、自分の商品導線を作り、低価格商品からバックエンド商品まで提案できる状態」
に置く。
この現在地とゴールの間にある作業を書き出す。
・今ある商品の役割を整理する
・誰向けの商品か決め直す
・フロント商品を作る
・購入者が次に困ることを洗い出す
・バックエンド商品の内容を決める
・価格を決める
・販売ページを作る
・提案するタイミングを決める
・実際に販売する
・反応を見て修正する
これが商品の骨組みになる。
ここで初めて、
何本の動画が必要か。
何回Zoomをするか。
どこで添削するか。
チャットを何に使うか。
それを決める。
順番を間違えるな。
機能から商品を作るのではない。 結果までの道筋から機能を選ぶ。
バックエンド商品の設計は「現在地・ゴール・障害」の3つで決まる
俺が商品を設計するときは、最初にこの三つを書く。
1.購入者の現在地
今、何ができていて、何ができていないのか。
ここを曖昧にすると、内容が広がりすぎる。
「副業初心者」
では足りない。
もっと細かく見る。
・商品を作ったことがない
・無料商品はある
・低価格商品は売れた
・バックエンド商品はない
・提案したことはあるが成約しなかった
・高額商品は売れたが、購入者が行動していない
同じ初心者でも、必要な内容は違う。
商品を作ったことがない人に、販売導線だけ教えても動けない。
すでに売れている人に、アカウント開設から教えたら退屈する。
だから、参加時点を決める。
今回のバックエンド商品を、
「低価格商品を一度以上販売した経験がある人」
に限定するなら、基礎説明を減らせる。
その分、
・商品構成
・価格設計
・購入者導線
・提案文
・販売後の改善
ここへ時間を使える。
現在地を絞るほど、商品は深くなる。
2.購入後のゴール
次に、参加後どうなってほしいかを決める。
ここも、
「稼げるようになる」
では弱い。
何を、どこまで、いつまでにできるようになるのかを書く。
3か月の商品なら、
・バックエンド商品の企画書が完成している
・価格とサポート内容が決まっている
・販売ページが完成している
・既存顧客へ提案できる状態になっている
・最低一度は募集を実施している
ここまで落とす。
売上額だけをゴールにすると危険だ。
売上は、商品力だけで決まらない。
集客数。
販売時期。
市場の状態。
本人の行動量。
いくつもの要素が絡む。
だから、保証できない数字だけを約束するな。
その代わり、
「販売できる状態まで完成させる」
「一度募集を実行する」
「反応を見て改善する」
ここまでなら、商品内で支援できる。
バックエンド商品では、購入者が自分で動ける成果物を残す。
企画書。
販売ページ。
提案文。
商品導線。
進捗表。
これがあると、参加後も使える。
3.ゴールまでの障害
現在地とゴールが決まったら、その間で止まる場所を全部書く。
ここがサポート内容になる。
バックエンド商品を作れない人は、
「何を入れれば豪華に見えるか」
を考える。
そうではない。
「どこで止まるか」
を考えろ。
商品設計なら、次の場所で止まりやすい。
・誰向けにするか決められない
・自分の経験を商品にできない
・内容を詰め込みすぎる
・価格に自信が持てない
・サポートを増やしすぎる
・販売ページを書けない
・既存顧客へ提案するのが怖い
・売れなかったときに改善点が分からない
この障害一つにつき、解決する仕組みを置く。
対象者を決められないなら、初回面談で絞る。
内容を詰め込みすぎるなら、企画書を添削する。
価格に自信がないなら、提供時間と成果から一緒に計算する。
販売ページを書けないなら、テンプレートと添削を用意する。
提案が怖いなら、文章を作り、送る前に確認する。
売れなかったら、閲覧数、申込数、質問内容を見て修正する。
障害が見えれば、サポート内容は自然に決まる。
30万円のバックエンド商品を、実際に設計してみる
ここで、形が見えるところまで落とす。
商品テーマは、
「低価格商品からバックエンドへつなぐ3か月商品設計プログラム」
とする。
対象者は、
・noteやBrainなどの低価格商品を販売した経験がある
・単発売上で止まっている
・個別サービスや高単価商品を作りたい
・自分一人では内容と価格を決められない
この人たちだ。
ゴールは、
3か月後、自分のバックエンド商品を完成させ、実際に一度募集すること。
ここまで決めたら、内容を組む。
参加前
申し込みフォームで、現在の商品、過去の売上、使える時間、得意分野を確認する。
誰でも受け入れない。
今のサービスで解決できない人は断る。
これも顧客満足度を守るために必要だ。
1週目:現在地の確認
90分の個別面談を行う。
確認する項目は次の通り。
・現在の商品一覧
・価格
・購入者数
・購入後によく来る質問
・本人が提供できる時間
・苦手な作業
・3か月後に作りたい状態
面談後、その人専用の行動計画を渡す。
2週目:対象者とゴールを決める
「誰に何を提供するか」を一文で作る。
悪い例。
「副業で稼ぎたい人向けのコンサル」
良い例。
「低価格noteは売れたが、次の商品へつなげられない人が、3か月でバックエンド商品を作り、初回募集まで進める個別支援」
対象者、現在地、期間、ゴールが入っている。
この文章が曖昧なら、商品全体も曖昧になる。
3週目:バックエンド商品の中身を決める
購入者がゴールまで進むために必要な工程を書き出す。
その工程ごとに、
・動画で教えること
・個別面談で決めること
・添削すること
・本人が実践すること
を分ける。
全員に共通する知識は動画にする。
人によって答えが変わる部分は個別面談にする。
完成物の品質が重要な部分は添削する。
本人がやらなければ意味がない部分は課題にする。
4週目:価格と提供範囲を決める
価格は、雰囲気で決めない。
提供時間と価値を確認する。
3か月で、
・個別面談4回
・毎週の課題添削
・平日のチャット相談
・販売ページ添削2回
・募集後の振り返り1回
を提供するとする。
一人あたりに使う時間が、
面談6時間。
添削8時間。
チャット対応6時間。
準備と管理5時間。
合計25時間。
30万円なら、単純計算で1時間あたり1万2,000円になる。
ここからツール代、教材制作、募集コストもかかる。
さらに、販売者が長年かけて身につけた知識と経験も含まれる。
この計算をした上で、無理なく提供できるかを見る。
安くしすぎて、販売者が疲弊したら続かない。
高くしすぎて、価値を返せなければ信用を失う。
価格は、売りたい金額ではなく、
約束した支援を続けられる金額
で決める。
2か月目:商品と販売ページを作る
ここでは、購入者自身が商品企画書を書く。
企画書には、
・対象者
・参加条件
・期間
・ゴール
・提供内容
・サポート範囲
・価格
・対象外の人
・返金やキャンセル条件
を入れる。
提出された企画書を添削する。
その後、販売ページを作る。
販売ページでは、機能だけを並べない。
「Zoom月4回」
ではなく、
「毎月の面談で、次の4週間にやる作業を一つずつ決める」
と書く。
「チャット無制限」
ではなく、
「作業中に止まった箇所を平日に質問でき、次の行動をその日のうちに決められる」
と書く。
機能ではなく、購入者に何が起きるかを伝える。
3か月目:販売と改善を行う
販売ページが完成したら、実際に案内する。
いきなり不特定多数へ売らない。
まずは、過去の商品購入者や相談者の中から、条件に合う人へ伝える。
案内後は、反応を記録する。
・何人に見せたか
・何人が質問したか
・どこで迷ったか
・価格に反応したのか
・内容が分かりにくかったのか
・対象者がずれていたのか
申し込みがなければ、すぐに値下げしない。
先に、どこで止まったかを見る。
閲覧自体が少ないなら、案内方法の問題だ。
質問は来るが申し込みがないなら、内容や条件が弱い。
「自分向けか分からない」と言われるなら、対象者が曖昧だ。
「時間が取れない」と言われるなら、参加負担が見えにくい。
原因を分けて直す。
これで、3か月のバックエンド商品になる。
ただ動画を渡す商品とは違う。
参加者が実際に商品を作り、販売し、改善するところまで進む。
だから30万円という価格に理由が生まれる。
顧客満足度を上げるのは、特典の数ではない
満足度を上げたいから、特典を増やす。
これはよくある。
だが、特典が50個あっても、購入者が何も使わなければ意味はない。
満足度を上げるのは、
自分のために作られていると感じること。
ここだ。
そのために、次の四つを入れる。
個別の行動計画
全員に同じ順番を押しつけない。
週に10時間使える人と、2時間しか使えない人では、計画を変える。
2時間しか使えない人に、毎日投稿と商品制作を同時にさせたら止まる。
その人には、
1週目は対象者の決定。
2週目は商品内容。
3週目は価格。
一つずつ進める。
提出物への具体的な修正
「いいと思います」
「もう少し具体的に」
これでは添削にならない。
どこが弱いか。
なぜ弱いか。
どう直すか。
完成例は何か。
ここまで返す。
販売ページの冒頭が弱いなら、
「対象者が見えない。1行目で『低価格商品は売れたが、その先がない人へ』と書いた方が、自分向けだと判断できる」
このくらい具体的に伝える。
止まった人への連絡
質問してきた人だけを支援するのでは足りない。
本当に止まっている人ほど、質問しない。
3日、5日、1週間と動きがない人へ、こちらから連絡する。
「最近どうですか?」
だけではなく、
「商品企画書の対象者で止まっています。今日は、過去の客3人の共通点だけ書いてください」
ここまで指定する。
次に何をすればいいか分かれば、また動ける。
成果を確認する場
進んでいる実感がないと、人は途中でやめる。
毎週、
・今週やったこと
・完成したもの
・止まった場所
・次にやること
を確認する。
売上がまだ出ていなくても、
対象者が決まった。
商品名が決まった。
販売ページが完成した。
こうした進捗を見える形にする。
購入者が、
「何も進んでいない」
と思わないようにするためだ。
満足度は、気分だけではない。
参加前より、できることが増えていると本人が確認できる状態。
そこまで設計しろ。
バックエンド商品の中身は、情報量で決めるものではない。
現在地を確認する。
ゴールを決める。
障害を洗い出す。
障害ごとにサポートを置く。
行動を確認する。
止まったら修正する。
この流れがある商品は、購入者が前へ進みやすい。
前へ進める商品なら、満足度も上がる。
そして、結果を出した購入者の声が、次の売上を連れてくる。
売るために豪華に見せるな。
結果を出させるために、中身を設計しろ。
バックエンド商品の価格は「高く見えるか」ではなく「責任を果たせるか」で決めろ

バックエンド商品の中身が決まると、次にぶつかるのが価格だ。
10万円でいいのか。
30万円にするべきか。
50万円では高すぎるのか。
ここで、多くの人が感覚だけで決める。
周りが30万円だから、自分も30万円。
有名な人が50万円で売っているから、自分も50万円。
逆に、自信がないから3万円。
嫌われたくないから5万円。
これでは危ない。
価格は、自信の強さで決めるものではない。
その商品で約束した支援を、最後までやり切れる金額で決める。
ここを外すと、安くても高くても失敗する。
安すぎるバックエンド商品は、購入者も販売者も壊す
高く売ることばかり悪く言われる。
だが、安すぎる商品も問題だ。
3か月の個別サポートを5万円で売ったとする。
内容は、
・月2回のZoom
・平日のチャット相談
・課題添削
・販売ページの修正
・進捗確認
一見すると、購入者には得に見える。
だが、販売者側はどうなる。
月2回のZoomを3か月なら、6回。
1回60分として6時間。
添削に合計6時間。
チャット対応に6時間。
準備と記録に3時間。
一人に21時間かかる。
5万円なら、単純計算で1時間あたり約2,380円だ。
ここから決済手数料やツール代も引かれる。
さらに、募集、面談、教材作成、トラブル対応にも時間がかかる。
これを10人受けたら210時間だ。
売上は50万円。
だが、時間はほとんど残らない。
こうなると、販売者は途中から苦しくなる。
返信が遅れる。
添削が雑になる。
面談が流れ作業になる。
購入者は、
「最初に言っていたほど見てもらえない」
と感じる。
安くしたことで満足度が上がるどころか、サービスの質が落ちる。
だから、安売りは優しさではない。
約束した支援を続けられない価格は、無責任だ。
高ければ価値があるわけでもない
反対に、価格を上げればバックエンドになるわけでもない。
50万円の商品を作った。
内容は動画教材と月1回の質問会。
これでは、価格の理由が見えない。
購入者が一人で動画を見て、一人で実践し、一人で改善するなら、知識商品と役割はほとんど変わらない。
50万円という金額に見合うのは、動画本数ではない。
・その人の状況に合わせて計画を変える
・提出物を具体的に直す
・実践中の数字を確認する
・止まった原因を特定する
・販売後まで改善を続ける
こうした個別の関与だ。
ただし、個別対応を増やせばいいわけでもない。
購入者のゴールに必要のない面談や添削を増やしても、意味はない。
バックエンド商品の価格は、次の五つで考える。
- 購入者が得る成果
- 販売者が使う時間
- 提供する個別対応
- 商品を継続運営するための経費
- 販売者が背負う責任
この五つを見ずに、相場だけで決めるな。
10万円、30万円、50万円の商品は何が違うのか
価格帯ごとの違いを、実際の形で見ていく。
絶対的な基準ではない。
だが、設計するときの目安にはなる。
10万円前後の商品
10万円前後なら、期間は1か月から2か月。
対象者は、すでに基礎知識があり、一つの課題だけを解決したい人に向いている。
商品内容は、こうなる。
・初回60分の個別面談
・共通教材
・課題提出2回
・添削2回
・チャット相談
・最後に振り返り面談
テーマは広げすぎない。
「副業で稼げるようにする」
ではなく、
「今あるnoteの販売ページを修正し、再販売まで進める」
このくらいに絞る。
1か月で解決できる範囲を扱う。
10万円の商品で、集客、商品作成、販売、継続収入まで全部教えようとすると、薄くなる。
期間と金額に合わせて、約束する成果を狭くしろ。
30万円前後の商品
30万円前後なら、3か月程度の個別支援が組みやすい。
知識を渡すだけではなく、企画、制作、販売、改善まで一緒に進める。
内容はこうだ。
・初回90分の個別面談
・月2回のZoom
・毎週の課題提出
・販売ページ添削
・平日のチャット相談
・進捗管理
・販売後の振り返り
・最終的な改善案の作成
扱えるテーマも広がる。
「低価格商品からバックエンド商品までの導線を3か月で完成させる」
この場合、
1か月目に商品設計。
2か月目に販売ページとサポート設計。
3か月目に募集と改善。
ここまで支援できる。
30万円という金額を取るなら、購入者が一人で迷う時間を減らす必要がある。
何をすればいいか分からない時間。
作ったものが正しいか不安な時間。
売れなかった原因を考え続ける時間。
この時間を短くすることに価値がある。
50万円以上の商品
50万円以上の商品になると、購入者の人生や事業に与える影響も大きくなる。
そのため、対象者をさらに絞る。
誰でも参加できるようにはしない。
事前面談。
参加条件。
使える時間。
現在のスキル。
実践する意思。
ここまで確認する。
内容は、
・半年間の個別支援
・事業全体の設計
・商品開発
・販売導線
・集客改善
・数字の管理
・チーム化や外注化
・継続商品の設計
このように、単発の課題ではなく事業全体へ関わる形になる。
50万円の商品を売るなら、購入者に求める行動も明確にする。
週に何時間必要なのか。
提出期限はあるのか。
毎週どんな作業をするのか。
参加すれば自動的に結果が出るような見せ方はしない。
高額になるほど、販売者だけではなく購入者にも覚悟が必要だ。
だから、申込前に確認する。
「週に最低5時間、作業時間を取れますか」
「毎週、課題を提出できますか」
「販売を一度は実行できますか」
ここに同意できない人は、入れない。
売上のために誰でも受け入れると、あとで全員が苦しくなる。
価格は「得られる売上」だけで決めるな
価格を決めるとき、
「この商品で月30万円稼げるから、30万円で売れる」
という考え方がある。
だが、これだけで決めるのは危険だ。
結果を保証できないからだ。
同じ支援を受けても、
行動する人。
行動しない人。
すでに顧客がいる人。
まだ発信を始めたばかりの人。
結果は変わる。
だから、価格の根拠を売上額だけにしない。
代わりに、次の価値を見る。
・完成までの時間を短縮できる
・失敗する回数を減らせる
・一人では判断できない箇所を修正できる
・実行を止めない環境を作れる
・完成物が手元に残る
・販売後も使える仕組みができる
3か月かけても一人では決められなかった商品が、伴走によって3週間で形になる。
販売ページを何度書き直しても反応がなかった人が、添削によって直す場所を理解できる。
何を売るか迷って半年止まっていた人が、1か月目に企画を完成させる。
これも大きな価値だ。
売上だけではなく、時間、失敗、迷いを減らす価値も価格に入れろ。
値段を出すのが怖いなら、価格ではなく中身を見直せ
30万円と書くのが怖い。
50万円と伝えるのが怖い。
その気持ちは分かる。
だが、その恐怖を値下げで消そうとするな。
先に、自分へ質問しろ。
「この商品で、購入者は何を完成できる?」
「どこまで俺が関わる?」
「途中で止まったら、どう助ける?」
「結果が出なかったとき、どこまで改善する?」
「価格以上の価値を返せる根拠は何だ?」
ここに答えられないなら、価格が高いのではない。
中身が決まっていない。
逆に、
・対象者が明確
・ゴールが明確
・期間が明確
・サポートの役割が明確
・行動計画が明確
・止まったときの対応が明確
ここまで決まっているなら、価格を伝える理由がある。
高い金額を堂々と言うために必要なのは、強いメンタルではない。
何に対してお金を受け取るのかを、自分が説明できることだ。
バックエンド商品は、フロント商品から突然売るな

商品の中身と価格が決まった。
次は売り方だ。
ここで多くの人が失敗する。
低価格商品を買った人へ、すぐに30万円の商品を案内する。
無料企画に参加した人へ、いきなり個別相談を勧める。
教材を読み終わっていない人へ、高額講座を紹介する。
これでは、購入者から見れば流れが急すぎる。
フロント商品を買ったからといって、その人がお前のファンとは限らない。
商品テーマが気になった。
価格が安かった。
ちょうど悩んでいた。
その程度の理由で買う人も多い。
そこへ突然、
「次は30万円です」
と出せば、売り込まれたと感じる。
バックエンド商品を自然に売るには、購入者の中で三つの変化が必要になる。
- この人の話は役に立つ
- 自分一人では解決できない部分がある
- この人の支援なら進めそうだ
この三つが揃ってから提案する。
最初に小さな結果を出させる
フロント商品では、購入者に一つ結果を出させる。
note販売の教材なら、一本目を公開させる。
プロフィール改善の商品なら、プロフィールを書き直させる。
セールス文章の教材なら、販売文の冒頭を完成させる。
大きな売上でなくていい。
購入者が、
「言われた通りにやったら、一つ完成した」
と感じることが大切だ。
この成功体験が、次の信用になる。
知識だけ読んでも信用は増えにくい。
自分の手で結果を確認して、初めて、
「このやり方なら進める」
と思える。
実践後の壁を確認する
小さな結果を出したら、次に困っていることを聞く。
アンケートでもいい。
チャットでもいい。
個別面談でもいい。
質問する内容は具体的にする。
「感想を教えてください」
では弱い。
次のように聞く。
・どこまで実践できたか
・どこで止まったか
・一番時間がかかった作業は何か
・自分だけでは判断できなかった部分は何か
・次に解決したいことは何か
noteを一本公開できた人なら、
「次の商品を何にすればいいか分からない」
「販売ページの改善方法が分からない」
「買ってくれた人へ次に何を案内すればいいか分からない」
こうした悩みが出る。
ここがバックエンド商品へつながる。
悩みとバックエンド商品を一致させる
バックエンド商品を売るとき、無理に必要性を作るな。
購入者が実際に困っていることと、商品の内容を一致させる。
販売ページの改善で止まっている人に、SNS運用講座を売ってもつながらない。
商品設計で止まっている人に、マインド講座を売っても弱い。
購入者が、
「今困っていることを解決する商品だ」
と理解できる必要がある。
案内するときも、機能から話さない。
「Zoomが月2回あります」
ではなく、
「今止まっている商品設計を、最初の面談で一緒に決める」
と伝える。
「チャット質問無制限です」
ではなく、
「販売ページを書いている途中で止まったら、その場で質問して次の修正箇所を決められる」
と伝える。
購入者が欲しいのは機能ではない。
今の問題が解決することだ。
バックエンドを案内するタイミング
案内するタイミングは、購入直後ではない。
購入者がフロント商品を実践し、小さな結果を出し、次の壁が見えたときだ。
流れはこうなる。
- 無料商品または低価格商品を渡す
- 一つ実践してもらう
- 小さな成果を確認する
- 次に止まっている場所を聞く
- 必要な人にだけバックエンド商品を案内する
これなら、押し売りになりにくい。
必要のない人には売らない。
一人で進める人にも売らない。
今のバックエンド商品では解決できない人にも売らない。
対象者だけに提案する。
売上だけを考えると、断るのは怖い。
だが、合わない人を入れる方が危険だ。
本人が行動できない。
結果が出ない。
不満が残る。
販売者の時間も奪われる。
一件の売上を取って、長期の信用を失う。
そんな売り方は続かない。
バックエンド商品は、売る前から始まっている
バックエンド商品の成約は、募集ページだけで決まらない。
無料商品。
低価格商品。
購入後の対応。
質問への返信。
添削の質。
実践後のフォロー。
ここまでの積み重ねで決まる。
普段の対応が雑なのに、募集のときだけ熱い文章を書いても信用されない。
フロント商品が分かりにくいのに、
「バックエンドでは丁寧に教えます」
と言っても説得力がない。
無料で出している情報が抽象的なのに、
「参加すれば結果が出ます」
と言っても弱い。
バックエンド商品を売りたいなら、その前の商品で証明しろ。
分かりやすさ。
具体性。
返信の丁寧さ。
行動できる手順。
小さな成功体験。
これを積み上げる。
バックエンド商品は、募集を始めた日に売れるのではない。 その前に渡した価値の分だけ、売れやすくなる。
俺がバックエンド商品を設計するときに、最初に決める5つのこと

ここまでで、
バックエンド商品の中身。
価格。
フロント商品からのつなぎ方。
ここまでは分かったはずだ。
だが、実際に自分の商品へ落とし込もうとすると、また止まる。
「結局、何から決めればいいんだ?」
ここで迷う。
だから最後に、俺がバックエンド商品を設計するときに、最初に決めていることをそのまま渡す。
この順番で書き出せば、商品はかなり形になる。
1.誰を連れていく商品なのか
最初に決めるのは、対象者だ。
ここを広くすると、全部がぼやける。
「副業したい人」
では広すぎる。
「noteを売ったことがあるが、単発売上で止まっている人」
ここまで絞る。
さらに深くするなら、
「低価格noteを3本以上販売した経験があり、次に個別サービスや高単価商品を作りたいが、内容と価格を決められない人」
ここまで書く。
この人なら、今どこにいるかが見える。
noteの始め方は知っている。
商品を売った経験もある。
だが、バックエンド商品がない。
この時点で、必要な内容が見えてくる。
対象者を決めるときは、次の四つを書く。
・今まで何をしたことがあるか
・今どこで止まっているか
・何が一人では決められないか
・何を次に手に入れたいか
「誰でも参加できます」
これは親切ではない。
誰にでも売ろうとすると、誰にも深く届かない。
バックエンド商品ほど、対象者を絞れ。
2.参加後に何が完成しているのか
次に決めるのは、ゴールだ。
ここで、
「稼げるようになる」
「人生を変える」
「自信がつく」
こういう言葉は使うな。
何が完成するのかを書け。
3か月後に、
・バックエンド商品の企画書が完成している
・価格が決まっている
・サポート内容が決まっている
・販売ページが完成している
・一度は募集を実施している
・募集後の改善点が分かっている
ここまで具体的にする。
購入者は、曖昧な未来に金を払うのではない。
自分が何を持ち帰れるのかに金を払う。
だから、商品説明では成果物を見せる。
「3か月の伴走支援です」
では弱い。
「3か月で、商品企画書、価格表、販売ページ、提案文、改善表まで完成させる」
ここまで書く。
ゴールが明確なら、購入者も判断できる。
自分に必要か。
今やるべきか。
時間を取れるか。
価格に見合うか。
ここを自分で判断できる。
3.一人では止まる場所はどこか
バックエンド商品の価値は、ここで決まる。
購入者が止まる場所を先に見つける。
商品設計なら、
・対象者を絞れない
・自分の強みを言葉にできない
・内容を増やしすぎる
・価格を決められない
・高く売ることに罪悪感がある
・販売ページを書けない
・案内するタイミングが分からない
・売れなかった理由を判断できない
この辺りで止まる。
止まる場所が分かったら、そこに支援を置く。
対象者を絞れないなら、個別面談。
価格を決められないなら、提供時間と価値の計算。
販売ページを書けないなら、テンプレートと添削。
案内が怖いなら、提案文を一緒に作る。
売れなかった理由が分からないなら、数字と反応を確認する。
これがサポート設計だ。
「チャット無制限」
「Zoom付き」
こういう機能から考えるな。
先に、どこで止まるかを書く。
そのあとで、止まり方に合う支援を選ぶ。
4.購入者に何をやってもらうのか
販売者が全部やっても、購入者は成長しない。
ここは重要だ。
バックエンド商品は、代わりに全部やる商品ではない。
本人が行動し、必要なところを支える商品だ。
だから、購入者側の役割も決める。
3か月の商品なら、
・毎週課題を提出する
・月2回の面談へ参加する
・週に最低3時間は作業時間を確保する
・販売ページを自分で書く
・最低一度は募集を実施する
・止まったときは3日以内に相談する
ここまで明記する。
参加条件に入れてもいい。
「入れば何とかしてもらえる」
そう思っている人を入れると、結果が出にくい。
販売者も消耗する。
購入者にも覚悟が必要だ。
ただし、精神論で終わらせるな。
「本気の人だけ来てください」
では曖昧だ。
何をすれば本気なのかを行動で示す。
週3時間使える。
毎週提出できる。
一度は販売する。
このように、確認できる条件へ落とす。
5.販売後に何を確認するのか
バックエンド商品は、売って終わりではない。
販売後に見るものまで決める。
俺なら、最低でも次を見る。
・参加者が何週目で止まったか
・どの課題の提出率が低かったか
・質問が多かった内容は何か
・面談で毎回同じ説明をしていないか
・完成した成果物は何か
・募集まで進んだ人は何人か
・進まなかった人は、どこで止まったか
・サポート量は多すぎなかったか
・価格と提供時間が合っていたか
ここを見ると、次の商品が良くなる。
質問が同じなら、共通教材にする。
全員が価格で止まるなら、価格設計のワークを増やす。
販売ページで止まる人が多いなら、添削回数を増やす。
チャット対応が多すぎるなら、質問ルールを作る。
売上だけを見ると、
「売れたから成功」
で終わる。
だが、運営が苦しい商品は続かない。
購入者が止まる商品も続かない。
バックエンド商品は、一度売るものではない。
改善しながら、次も売れる形に育てるものだ。
今日、自分のバックエンド商品を設計するワーク
ここからは、読むだけで終わらせない。
紙かメモアプリを開け。
次の項目を、そのまま書き出せ。
1.対象者
この商品は、どんな人向けか。
次の形で書く。
「〇〇を経験したが、〇〇で止まっている人」
書き方の例。
「低価格noteを販売した経験はあるが、その後の商品へつなげられず、単発売上で止まっている人」
2.現在地
参加前に、何ができていて、何ができていないか。
・商品を作った経験はある
・低価格商品は売れた
・高単価商品はない
・販売導線を作ったことがない
・個別サービスの設計ができない
ここまで書く。
3.ゴール
何か月後に、何が完成しているか。
「3か月後、バックエンド商品、価格、サポート、販売ページが完成し、一度募集を実施している」
このように書く。
4.止まる場所
ゴールまでに、どこで止まるか。
最低10個書け。
・対象者を絞れない
・内容が増えすぎる
・価格を決められない
・販売ページを書けない
・売るのが怖い
・提案する相手が分からない
・サポート範囲を決められない
・時間配分を計算できない
・参加条件を決められない
・売れなかった理由を分析できない
5.支援方法
止まる場所の横に、支援方法を書く。
・対象者を絞れない
→ 初回面談で過去の購入者を整理する
・価格を決められない
→ 提供時間と価値を一緒に計算する
・販売ページを書けない
→ テンプレートを渡し、2回添削する
・売るのが怖い
→ 提案文を作り、送る前に確認する
・改善点が分からない
→ 閲覧数、質問数、申込数を一緒に見る
6.期間
このゴールに必要な期間を書く。
1か月なのか。
3か月なのか。
半年なのか。
短く見せるために無理をするな。
3か月必要なものを、2週間で完成すると言うな。
逆に、1か月で終わる内容を半年に引き延ばすな。
必要な期間を正直に決める。
7.提供内容
期間内に何を渡すか。
・初回90分面談
・月2回Zoom
・毎週の課題
・課題添削
・平日チャット
・販売ページ添削
・募集後の振り返り
ここまで書く。
そのあとで、
本当に全部必要かを確認する。
結果に関係ないものは削る。
豪華に見せるためだけの特典はいらない。
8.参加条件
誰を入れないかも決める。
・商品販売の経験がない人
・週3時間の作業時間が取れない人
・課題提出ができない人
・販売する意思がない人
・全部代わりにやってほしい人
対象外を決めることは、冷たさではない。
顧客満足度を守るために必要だ。
9.価格
一人に使う時間を計算する。
面談。
添削。
チャット。
準備。
管理。
振り返り。
全部足す。
そこへ、決済手数料、ツール代、教材制作費も入れる。
その上で、
約束した支援を続けられる価格を決める。
安さで選ばれようとするな。
高く見せようとするな。
責任を果たせる価格にしろ。
10.売り方
誰に、どのタイミングで案内するかを書く。
・低価格商品を実践した人
・課題を提出した人
・次の悩みが明確になった人
・個別支援を必要としている人
この人たちにだけ案内する。
いきなり全員へ売らない。
今の悩みと、バックエンド商品の内容が一致した人に伝える。
バックエンド商品で売上を上げたいなら、先に購入者の結果を設計しろ
バックエンド商品を作る理由は、単価を上げるためだけではない。
低価格商品だけを売り続けると、毎回新しい顧客を集める必要がある。
1,000円の商品で月30万円を作るなら、300件の購入が必要だ。
10万円の商品なら3件。
30万円の商品なら1件で届く。
必要な顧客数は減る。
その分、一人ひとりへ時間を使える。
商品を見られる。
課題を添削できる。
止まった人へ連絡できる。
実践後の改善まで関われる。
その結果、購入者は一人で進むよりも、迷う時間と失敗を減らせる。
販売者は、大勢へ安い商品を売り続けなくても、少人数へ深い価値を提供できる。
これがバックエンド商品のベネフィットだ。
ただ高く売るのではない。
少人数に深く関わる。
結果を出させる。
その結果が次の信用になる。
紹介が生まれる。
継続商品も作れる。
毎回ゼロから集客しなくても、過去の購入者との関係が次へつながる。
売上だけではない。
商品を買った人が、
「何をすればいいか分からない」
という状態から、
「自分の商品を完成させ、実際に販売できた」
という状態へ進む。
ここまで作れる。
それが、本来のバックエンド商品だ。
バックエンド商品が売れないなら、セールス文だけを直すな。
先に確認しろ。
誰向けなのか。
何が完成するのか。
どこで止まるのか。
どんな支援が必要なのか。
購入者は何をやるのか。
販売後に何を確認するのか。
ここに答えられれば、商品は強くなる。
商品が強ければ、売るときに大声を出す必要はない。
「この人の、この問題を、ここまで解決する」
それを正確に説明すればいい。
覚えておけ。
バックエンド商品は、高い商品ではない。
購入者が一人では越えられない場所に、必要な支援を置いた商品だ。
今日、動画を増やすな。
特典も増やすな。
先に、購入者が止まる場所を10個書き出せ。
その横に、必要な支援を書け。
そこから、お前のバックエンド商品は始まる。
人生の攻略法↓
誰にも教わらなかった。生き方の教科書。
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